株式レポート
11月5日 17時0分
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好調が続く米国製造業〜新車販売に政府機関閉鎖の影響も?〜 - マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部「米経済の「今」を読む -経済指標動向-」

ISM製造業景況感指数  10月 56.4 市場予想 55.0 前月 56.2
新車販売台数(年率換算・季節調整済) 10月 1523万台 前月 1528万台

■ISM製造業景況指数は予想外の小幅上昇
11月1日に発表されたISM製造業景況指数は前月(56.2)からの小幅悪化を予想していた市場予想に反して、56.4と小幅に上昇した。2011年4月以来約2年半ぶりの高水準で、企業側から見た製造業の景況感が好調に推移していることを示す結果となった。


項目別には新規受注(60.5→60.6)・在庫(50→52.5)などが改善、雇用(55.4→53.2)などが悪化した。

一方、同じく1日に発表された新車販売台数は年率換算1523万台と、6月から8月にかけての1500万台後半から1600万台を上回る販売に比べるとやや勢いは衰えた。ただ、年率換算1500万台の販売を維持しており、個人消費は伸び悩んでいるもののなんとか踏みとどまっていると言えそうだ(グラフ参照)。


10月30日付のレポートで記したとおり、政府機関閉鎖の影響で消費者センチメントが大きく悪化しており、マインドの悪化が個人消費をやや控えさせたと思われる。ただ、問題が一応の解決を見せたため、11月以降はセンチメントが改善に向かう可能性もある。個人消費動向は今後発表される消費関連指標から落ち着いて見極めたい。

消費者心理の悪化が単月にとどまれば消費も持ち直すと思われ、今のところそれ以外に米国経済に大きな不安材料は見当たらない。堅調な経済動向と金融緩和の継続期待が相まって、米国株式市場が高値を更新していく展開も考えられるだろう。

■用語解説
ISM製造業景況指数
ISM(Institute for Supply Management 供給管理協会)が発表する景気転換の先行指標である。供給管理協会が企業の担当者にアンケート調査を実施して作成しており、主要経済指標の中ではいち早く発表されることから景気の先行指標として重要視されている。
数値が50を上回れば企業の景況感が好転、50を下回れば悪化していることを示す。
製造業、非製造業それぞれ別に指標が発表される。

新車販売台数
オートデータ社が毎月月初に前月分を発表する米国の新車販売台数。販売台数は個人消費動向の確認に加えて、関連部品などが多岐にわたり製造業全体に影響をあたえるため注目を集める。

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕

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(マネックス証券)


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