ベトナム 2013年11月14日

バイクは「ファミリーカー」。
1台のバイクに家族5人が乗ることも!【ベトナム・ホーチミン市のトンデモ交通事情・その1】

日本で15年間の編集者生活を送った後、ベトナムに渡って起業した中安さん。日常的にバイクに乗る中安さんが日々体験するホーチミン市のバイク渋滞。現地に行ったことがある人ならいちどは経験、そして「なぜ?」と疑問に思う、ベトナムならではの交通事情とは?

 今回から数回に分けて、ホーチミン名物のひとつでもある、当地の交通事情を紹介しよう。毎日、町中をバイクで走り回っていると、怒ったり笑ったりと、とにかくネタには事欠かないのである。

ホーチミン市の第一印象は「バイクが多い」

 ホーチミン市を訪れた方は、ほぼ全員が「バイクが多いのに驚きました」という感想を述べられる。

 ホーチミン市の人口は、2012年の統計によると775万人となっている。それに対し、バイクの登録数は550万台。人口比でのバイク保有率は7割を超える。人口の中には、もちろんお年寄りから生まれたばかりの赤ん坊まで含まれるから、成人の1人に1台はバイクを持っていると言って間違いないだろう。朝夕の通勤ラッシュの時刻になると、バイクによる渋滞が市内各所で発生する。

 ベトナム全土では、3700万台を超えるバイクが存在するという。ベトナムの人口が9000万人だから、全国レベルで計算しても5人に2台を超える保有率だ。我が家でも、住人はハンお母さん、妻、私、8歳の娘の4人でバイクは2台。まさにバイクは足代わりなのである。

 ちなみに自動車の登録台数は54万7000台。バイクの10分の1だ。普及率は約8%。タクシー、バスなどの業務用の車両を含めての数字だから、一般家庭への普及率はさらに低い。乗用車は急速に増えているとはいえ、マイカー時代はまだ先である。

ホンダのバイクを売る正規ディーラー。いちばん人気はホンダで、南部ではバイクのことを「ホンダ」と言うほど【撮影/中安昭人】
こちらは中古バイク屋さん。新車のディーラーよりも数多く見かけると言っても過言ではないほど、中古車市場は賑わっている【撮影/中安昭人】

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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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