ベトナム 2013年11月27日

信号無視、逆走、歩道を疾走するバイク。
ここは天下の無法地帯!【ベトナム・ホーチミン市のトンデモ交通事情・その2】

日本で15年間の編集者生活を送った後、ベトナムに渡って起業した中安さん。日常的にバイクに乗る中安さんが日々体験するホーチミン市のバイク渋滞。現地に行ったことがある人ならいちどは経験、そして「なぜ?」と疑問に思う、ベトナムならではの交通事情とは?

 ベトナム・ホーチミン市における交通事情の話の第2回目。今回は、私が実際に遭遇した「トンデモ」体験を中心に紹介したい。

「赤信号は止まれ」ではない

 「交通法規ってあるんですか?」

 ホーチミン市内のあまりにも「自由奔放」に走る車やバイクを見て、こういう質問をされる方も多い。もちろんある。とはいえ、日本とはかなり勝手が違う。

 赤信号では止まれ。これはベトナムでももちろん同じだが、厳密に守られてはいない。直交している通りの交通量が少なければ、赤信号でも堂々と交差点に入っていく。

 以前夜更けに、ダイヤモンドプラザというショッピングセンターの前で、バイクに乗って信号待ちをしていたときに、追突されたことがある。強い衝撃を受けて倒れそうになったバイクを支えながら、後ろを振り返ると、バイクが転倒していた。そして、「どうして、こんなところで停まっている!」と中年の男が、立ち上がりながら怒鳴りつけてきた。

「だって、赤だから……」と信号を指すと、彼は車通りのない交差点を示しながら、「車は走ってないじゃないか!」と言ってバイクを起こすと、まだ赤信号だった交差点を通過していった。このように、信号の色に関係なく、通過できるようだったら通ってしまう。

 あるベトナム人の友人が、「ベトナムでは、青信号は進め。黄色信号は注意して進め。赤信号は警官がいないのを確認して進めだ」と教えてくれた。

信号機がある交差点は増えている。しかし日本のように対面にではなく、停止線のすぐ横にあるので見づらい。停止線を越えて止まるバイクや車は信号が見えないので、後ろからクラクションを鳴らされて、初めて青になったことに気がつく場合もある【撮影/中安昭人】

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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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