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第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由

世間知らずの会社を騙してやりたい放題!
「ホラ吹きお子ちゃま部長」に迫る反乱の影

――ウソで保身を図り、成果が出ない原因を煙に巻く小山氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第27回】 2009年6月22日
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 ホラ話――。自分を大きく見せようとするとき、誰しもつい嘘をついてしまうことがあるだろう。

 虚勢を張る人は、たいていの場合、単に職場の嫌われ者になるだけだが、それがあまりにも行き過ぎると、多くの人を不幸にしてしまうケースもある。

 今回は、「新規ビジネスを始める」と言いながらも、その計画も戦略も何も考えておらずにトラブルを引き起こしたホラ吹き部長の「なれの果て」を紹介する。

 あなたの職場に、このような管理職はいないだろうか? それは、きっと「不幸な職場」に違いない。

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■今回の主人公

小山幸三(48歳)
勤務先:都内に本社を構える教材制作会社。社員数210名。主に小学校や中学校の教材を編集・制作する。10年ほど前から売り上げは伸び悩み、30代~40代の社員たちは転職して行った。社内には、お世辞にも「優秀」とは言えない社員たちが残っている。小山は、そんな社内で“頭角”を現しつつあった。実はそれこそが、この会社を一段と不幸にしている原因の1つだ。
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(※この記事は、取材した情報をプライバシー保護の観点から、一部デフォルメしています。)

女性社員に囲まれて悦に入る
“ホラ吹き部長”の裏の顔

 横浜の中華街に軒を構えるある餃子(ギョウザ)の名店。奥の丸いテーブルを6人の男女が囲んでいる。

 一番奥の席に座った小山は、ビールを飲みながら得意気になって話している。

 「版画家の◯◯◯◯氏は、僕が依頼する仕事なら必ず引き受けてくれるんだ」

  「あの◯◯区長とはつきあいが深くて、よくしてもらっているんだよ」

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由

会社から冷遇され、気がつくと「負け組」となってしまった人たちを毎回取材。彼らの実体験を振り返ることで、企業の冷酷さだけでなく、自己防衛できなかった敗因を分析。第2次リストラ時代で生き残る術を探る。

「第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由」

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