最終的にはどちらを選ぶ?

 さて、ここまで確認できたらあとは最終判断です。総合的に見て、コストの低さや運用額の大きさが勝る〈ニッセイ 日経225インデックスファンド〉がおすすめといえるでしょう。

 ただしここまで絞り込めていれば、次点の候補である〈日本株式インデックスe〉を選んでもそう大きく失敗することはないはずです。「日経225株価指数ではなく、TOPIXに連動するインデックスファンドに投資したい」という方は〈日本株式インデックスe〉を選択してもかまいません。

 いかがでしたか? ファンド検索の機能を上手に活用しながら3つのポイントに絞って比較をしていくだけで、それほど手間なく良い投資信託を見つけ出すことができてしまうのです。

 今回は国内株式型のインデックスファンドを例にとりましたが、国内株式型のアクティブファンド、国内債券型、先進国(日本を除く)株式型、先進国(日本を除く)債券型、新興国株式型、新興国債券型と、タイプが異なる投資信託についても、検索条件が変わるだけで大まかな比較の流れはどれも同じです。それぞれの検索条件を詳しく知りたい方は、拙著『〈新版〉投資信託選びでいちばん知りたいこと』をご参照ください。

 次回は、投資信託を購入したあとに注意すべき点についてお話しします。

※次回は、12月6日(金)に配信予定です。


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