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前オリックス梶本選手が7人制ラグビーへ?
トップアスリート異競技転向の有利不利

相沢光一 [スポーツライター]
【第279回】 2013年11月26日
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 プロ野球各球団から戦力外となった選手が再契約先を求めて実力をアピールする場、12球団合同トライアウトのことは前々回の当コラムで触れた。

 その第2回が22日にナゴヤ球場で行われたが、参加選手のプレーをチェックする人たちの中に意外な人物がいた。元ラグビー日本代表の名バックスで、昨年まで母校・明治大学ラグビー部の監督を4季務めた吉田義人氏である。

専従メンバーが欲しい7人制ラグビーが
広く他競技からも有望選手を公募

 2016年リオデジャネイロ五輪から7人制ラグビー(男女)が正式競技に加わる。吉田氏は明大監督退任後、その男子7人制選手の育成・強化に乗り出した。昨年10月、チームを運営するLLP(有限責任事業組合)『サムライセブン』を設立。この組織を基盤に7人制専門の選手を集め、練習に集中できる環境を作って強化していこうというわけだ。

 現状の7人制ラグビー日本代表は、15人制ラグビーのチームから7人制に適性のありそうな選手を選考し構成する形をとっている。7人制のルールは基本的に15人制と同じだ。使うボールもグラウンドの広さも同じ。ボールを前に落とせば「ノックオン」、前方に投げれば「スローフォワード」などの反則が取られ、そうした反則を犯さないようボールを持って前進し、インゴールにボールを着地させる「トライ」を目指す。スクラムを組み主にボールを獲得するのがFW(3人)で、パスをまわして突破するのがBK(4人)という役割分担も同じ。もちろんタックルなどのコンタクトプレーもある。15人制との大きな違いは運動量(走る頻度)が多いため試合時間が短い(7~10分ハーフ)ことだ。

 ただし、基本的ルールが同じといっても、あの広いスペースで7人対7人が攻防を繰り返すとなれば選手のスキルや求められる身体能力、プレー選択の発想や戦術もかなり異なる。強いチームを作るには15人制からパートタイムの選手を連れてくるのではなく、フルタイムで7人制をプレーする選手を育てる必要があるわけだ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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