ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
「デジタルな日常」を生きる

「一太郎」生みの親が作った
タブレット用日本語入力アプリ

松村太郎 [ジャーナリスト・著者]
【第8回】 2013年11月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 皆さんは、タブレットをすでに生活に取り入れているだろうか。

 この話は至る所で聞かれるが、お古のiPadを実家に託したところ、それまでPCやインターネットに全く親しんでこなかった両親が急にテレビを見ながらインターネットで買い物をしたり、FaceTimeやiMessageで頻繁に連絡を取るようになったりし始めたという。筆者の家でも例外ではなかった。

 筆者は2010年のiPad以来利用しているが、年々その性能が向上し、アプリが充実してきたことから、自宅にいるオフタイムにパソコンを開いて何かすることはほとんどなくなってしまった。メール、ソーシャルメディア、ちょっとしたメモ、調べ物、音楽や動画、そして書籍。書斎がタブレットに収まった感覚とでもいうのだろうか。

 2010年にアップルがiPadをリリースして以来、PC市場はタブレットへの移行によって減少傾向だ。タブレットの市場を切り開き依然としてトップを走っているアップルも、年々その出荷量を増やしているにもかかわらず、市場シェアは50%にまで落ち込んできた。確実に市場が拡大しているということだ。

 主なプレイヤーは、アップルに加えて、Kindle Fireシリーズをリリースするアマゾン、Nexus 7やGALAXY Tabシリーズなどが好調なグーグルのAndroidタブレット、そして、Surface 2をリリースしたばかりのマイクロソフトだ。PC市場の縮小からタブレットへの移行を取っていきたいマイクロソフトは、特にビジネスユースでの売り込みに意欲的だ。

 「Microsoft Office」やキーボード内蔵のカバーは、iPadが作ってきたタブレットの概念を1歩進めて、より明確にPCの代替としての役割を努めるようになるかもしれない。

次のページ>> 日本語の入力に特化
1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
IT&ビジネス
関連記事
クチコミ・コメント
facebookもチェック

松村太郎[ジャーナリスト・著者]

まつむら・たろう/1980年生まれ・米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト・著者。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。近著に「スマートフォン新時代」「ソーシャルラーニング入門」など。

 


「デジタルな日常」を生きる

スマホ、SNSなど、毎日の暮らしに欠かすことのできなくなったネット環境とデジタルツール。その一方で、セキュリティやプライバシーの問題、ツールへの依存、ネットコミュニティとの関わり方など、日々新たな問題が現れ、状況は変化している。私たちは「デジタルな日常」をどう生きていけばいいのか、米国シリコンバレー在住の記者が、生活者の目線で解説する。

「「デジタルな日常」を生きる」

⇒バックナンバー一覧