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『いい夫婦の日』にちなみ週刊文春が読者アンケート
「好きな」芸能人夫婦と「嫌いな」芸能人夫婦は誰?

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第56回】 2013年11月30日
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 先週発売の『週刊文春』で、間もなく一〇〇〇回を迎える『阿川佐和子のこの人に会いたい(現在九九七回)』が、さりげなくすごいスクープを飛ばしていた。

 ゲストは、スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫さん。宮崎駿・高畑勲両監督との熱い友情が淡々と語られ、最後の最後でこんな話が飛び出した。

 現在公開中の高畑作品『かぐや姫の物語』の観客動員数と興業収入が、宮崎監督の『風立ちぬ』を抜いたら、宮崎監督は引退を撤回し、もう一本つくるかもしれない。

 とのことだ。

 だから、冗談めかして言ってはいるが、鈴木プロデューサーは、かぐや姫はあまりヒットさせないで、興行収入を風立ちぬの少し下くらいに抑えておきたいらしい。彼は、三度目になる宮崎監督の引退宣言をぜんぜん信用していないのだそうだ。つきあいが長いからね。

 しかし、である。

 ということは、ジブリファン、宮崎アニメファンは、こぞって『かぐや姫の物語』を見に行けばいいのだ。風立ちぬの興行収入を超えるくらい。そうすれば、私たちは宮崎監督の“新作”をまた見ることができるのだ。私は見たいぞ。

 というわけで、宮崎監督の新作を見たいと思われる方は、どうぞ『かぐや姫の物語』を見に行ってください。誤解なきよう言っておきますが、東宝さんからもスタジオジブリさんからも袖の下はいっさいもらってません念のため。

 というわけで、山本太郎議員が陛下に手紙を手渡しするという暴挙に出たり、日本維新の会のアントニオ猪木議員が許可も取らず訪朝し三〇日の登院禁止を言い渡されたり、強面で知られる猪瀬直樹東京都知事がしどろもどろになったり、衆院では特定秘密保護法案をめぐる委員会が大詰めを迎えていた先週一一月二二日は“いい夫婦の日”だった。

 1122を“いいふうふ”と読むのだそうだ。語呂あわせですね。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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