ベトナム 2013年12月24日

バイク乗りの天敵・交通警察官との闘い・後編【ベトナム・ホーチミン市のトンデモ交通事情・その4】

日本で15年間の編集者生活を送った後、ベトナムに渡って起業した中安さん。日常的にバイクに乗る中安さんが日々体験するホーチミン市のバイク渋滞。現地に行ったことがある人ならいちどは経験、そして「なぜ?」と疑問に思う、ベトナムならではの交通事情とは?

正月前は取り締まりが強化される

 しつこいようだが、交通警察との闘いの話をもう1回続けたい。私が最後に捕まったのは2011年1月25日である。ベトナム正月(「テト」という)の直前で、交通警察が「餅代」を稼ぐために、取り締まりに力を入れる時期のことだった。やはり「通行区分帯違反」である。

 その日、私には急ぐ理由があった。当時、幼稚園に通っていた娘は、送迎バスを利用しており、自宅近くの停車場所に戻ってくる。私たち夫婦は共稼ぎなので、娘を自宅近くの停車場所まで迎えに行くのは、普段は義理の母の仕事だ。ところがその日は、義母が急病で病院に行くことになり、急遽、私が娘を迎えに行くことになったのである。

 自宅に向かってバイクを走らせる私は、バスの到着時刻に遅れそうで、かなり焦っていた。走っていたのはディエンビエンフー通り。片道7車線の広い通りだが、そのうちバイクが走れるのは右側の2車線のみ。かなりの数のバイクが、3番目の自動車レーンにはみ出して走っていた。私もその一台。

 前方に警察官の姿が見えたので「しまった」と思い、バイク専用レーンに戻ったのだが、時、既に遅し。クリーム色の制服を着た交通警察が、道に出て来て、警棒で路肩にバイクを止めるように指示してきた。ここは大人しく従うしかない。私の前後を走っていた5台ほどのバイクも止められていた。

バイク乗りがお世話になるもの・その1:この白い筒は「ここでガソリン売っています」という印。その近くに売り手がいて、ペットボトルに入ったガソリンを売ってくれる。以前、町中にガソリンスタンドが少なかった頃は、いつもこういう「道ばたガソリンスタンド」を利用していた。今は数が少なくなりつつある。値段はガソリンスタンドより高めのことが多い【撮影/中安昭人】

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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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