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デジタル流行通信 戸田覚

夏のボーナスで家電を買うなら、要注意!
知らないと損する「ポイント還元」の秘密

戸田 覚 [ビジネス書作家]
【第80回】 2009年6月15日
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 先週は、今話題の“エコポイント”について調べてみた。今回は、大手家電量販店がこぞって付けている“ポイント還元”について、おトクな使い方をチェックしておこう。この夏のボーナス商戦で家電やIT製品を買おうと思っている方は、参考にして欲しい。

 すでにご承知かと思うが、まずはポイント還元の仕組みについておさらいしておこう。

 ポイント還元とは、店頭に掲げられているプライスカードの価格に加え、ポイントを付けて他の商品を買えるという仕組みだ。

 販売価格1万円(10%ポイント還元)

 このように表示されていたら、財布から出す金額は1万円であり、専用のポイントカードに1000円分のポイントが貯まることになる。

 ポイント還元と値引きは混同されがちで、僕も専門誌には細かな説明をせずに10万円(10%ポイント還元)と書いている。知らない方が読むと、9万円で商品が手に入るように感じるが、実はそのお店で1000円分の商品が買えるだけで、値引きとは意味が根本的に違う。

 実はここに、「勘違いしやすい仕組み」がある。

 たとえば、1万円の商品に1000円分のポイントが付いていたとしよう。商品の利益率が2割なら、実は販売店の出費は800円となる。また、現金とは違って同じ店でしか使えないので、顧客の囲い込みにつながる。

 話は細かくなるのだが、さらにポイントで商品を購入した場合には、ポイント還元が付かないというルールがある。1万円(10%ポイント還元)の商品をポイントで購入すると、手元のカードから1万ポイント減るだけで、新たなポイントは付かない。

 結果的に販売店の負担はさらに少なくなることになり、とてもよくできている仕組みなのだ。

 単純な話だが、10%の値引きと10%のポイント還元では、前者のほうが「間違いなくおトク」である。ポイントより現金値引きを掲げているケーズデンキのような店は、ユーザーにとってはおトクなのだ。

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戸田 覚[ビジネス書作家]

1963年東京生まれ。ビジネス書作家、コンサルタント。株式会社アバンギャルド、有限会社戸田覚事務所代表取締役。ハイテク、パソコン、成功する営業のコツ、新商品開発、新事業開発といったテーマを中心に、執筆、出版プロデュース、講演、コンサルティングに携わる。ビジネス誌、パソコン誌、情報関連雑誌をはじめとして多数の連載を抱える。
著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』『プレゼンの極意を盗め!』(以上、ダイヤモンド社)、『すごい人のすごい企画書』(PHP研究所)、『仕事で使える!クラウド超入門』(青春出版社)、『LinkedIn人脈活用術』(東洋経済新報社)など多数がある。
著者ブログ:http://www.toda-j.com/weblog/
株式会社アバンギャルドHP:http://www.avant-garde.jp/


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