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ミランに「10番」を要求した本田圭佑の勇気と覚悟
サッカーにおいて背番号10が持つ意味とは

相沢光一 [スポーツライター]
【第282回】 2013年12月17日
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 ザックジャパンの支柱的存在、本田圭佑の「欧州のビッグクラブでプレーする」という望みがやっと実現した。

 ご存じの通り、イタリア・セリエAの名門、ACミランと契約することが明らかになり、早ければ年明け6日から、伝統の黒赤ストライプのユニフォームでプレーすることになる。

 4年間在籍したロシア・CSKAモスクワとは12月末で契約が切れるため、高額の移籍金はかからない。その分が報酬に上乗せされることになり、年俸は550万ユーロ(約7億7000万円)。契約期間は3年半だから、総額約27億円という破格の待遇で名門クラブに迎えられることになったわけだ。本田が欧州でいかに高く評価されていたかが判る。

10番を背負った
キラ星のごときスター選手たち

 この年俸の額とともに驚かされたのは、契約に際する本田の要求だ。「背番号10が欲しい」と言い、ミラン側もそれを受け入れたのだ。いうまでもなく10番はサッカーにおけるエースナンバーである。

 サッカーの背番号はもともとGKの1番に始まり、ひとケタ前半はDFや守備的MF、ひとケタ後半から14番くらいまでは攻撃的MFやFWがつける傾向がある。10番をつけた選手は得点に絡む機会が多くヒーローになる確率は高いのだが、それがエースナンバーと認知されるようになったのは、「サッカーの王様」と呼ばれるペレ(ブラジル)がきっかけというのが定説だ。

 ペレは1958年スウェーデンW杯に史上最年少(当時)の17歳で出場。グループリーグの出場はなかったものの準々決勝で決勝ゴール、準決勝でハットトリック、決勝で2ゴールと3試合で6ゴールを決めて、ブラジルのW杯初優勝に貢献した。この時つけていた背番号が10番で、活躍があまりにも衝撃的だったことからエースナンバーと印象づけられたのだ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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