ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
デジタル流行通信 戸田覚

ドルビーが開発した超高画質の液晶技術に注目!

戸田 覚 [ビジネス書作家]
【第10回】 2007年12月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 映画をよくご覧になる方なら、ドルビーという名前はおなじみだろう。上映前の予告の時間に同社の宣伝ムービーを見た方も多いはずだ。

 僕自身も、ドルビーといえば「サウンド」というイメージを持っていた。ところが、今年10月のCEATEC 2007に映像技術を発表した。しかも、その画質が素晴らしく、認識を新たにした。

 CEATECでは、とても混雑していて詳しい説明を聞けなかったのだが、従来の液晶では考えられない映像が表現されていたのだ。

 僕が見たのは、渋谷の町並みの映像だったのだが、ネオンがまぶしいほどに瞬いていたのが印象に残っている。この時点では、仕組みすら知らなかったのだが、そのコントラストに驚き、早速取材を申し込んだ。

 今回は、そのレポートをお届けしよう。

 素朴な疑問は、なぜドルビーが映像なのか、ということ。だがこれは、認識違いであった。

 「ご存じない方が多いのですが、創設者のドルビー氏が最初に手がけたのは映像だったのです。1960年代に映像のノイズリダクション技術を開発したのです。ところが、ビジネスとしてはうまくいかず、同じノイズリダクションを音の方に移して会社が成功しました。その後、音声の世界をずっと手がけてきて、サラウンドなどが定着してきました。そこで今度は、映像に目を向けたのです」(ドルビージャパン マーケティング部シニア・マーケティング・マネージャー 尾関沢人氏)

画期的なLEDバックライト制御

 今回展示されていた技術は、「ドルビーコントラスト」と「ドルビービジョン」の2種類だ。とはいえ、技術的には非常に近い。

 かいつまんで説明しよう。一般的な液晶ディスプレイには、バックライトが備わっている。とくに、最近注目されているのが、輝度の高いLEDバックライトだ。

 大きなディスプレイになると、多くのLEDを画面に敷き詰めてバックライトとしている。ドルビーの技術は、このバックライトの点灯を局所的にコントロールしようとするものだ。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

戸田 覚[ビジネス書作家]

1963年東京生まれ。ビジネス書作家、コンサルタント。株式会社アバンギャルド、有限会社戸田覚事務所代表取締役。ハイテク、パソコン、成功する営業のコツ、新商品開発、新事業開発といったテーマを中心に、執筆、出版プロデュース、講演、コンサルティングに携わる。ビジネス誌、パソコン誌、情報関連雑誌をはじめとして多数の連載を抱える。
著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』『プレゼンの極意を盗め!』(以上、ダイヤモンド社)、『すごい人のすごい企画書』(PHP研究所)、『仕事で使える!クラウド超入門』(青春出版社)、『LinkedIn人脈活用術』(東洋経済新報社)など多数がある。
著者ブログ:http://www.toda-j.com/weblog/
株式会社アバンギャルドHP:http://www.avant-garde.jp/


デジタル流行通信 戸田覚

PC、携帯、家電、ウェブ、ITサービス、ITソリューションなど、デジモノ&IT全般にかかわる最新トレンドを、ビジネス作家・戸田覚が毎回鋭い視点でレポートしていくコラム。

「デジタル流行通信 戸田覚」

⇒バックナンバー一覧