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独身バブルで不況も“どこ吹く風”
「婚活ビジネス」の知られざる裏側

2009年6月8日
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 「自分を心から愛してくれる人は、もう現れないんじゃないか・・・・・・」

 晩婚化が進む日本において、こんな漠然とした不安を抱くサラリーマンやOLが急増している。

 このような社会情勢をいち早く世に紹介したのが、12万部を超える大ベストセラーとなった『「婚活」時代』(山田昌弘・白河桃子著、2008年、ディスカヴァー携書刊)。悩める独身男女の必読書となり、結婚活動(婚活)ブームの火付け役となった。

 刊行からすでに1年以上が経つが、同書をモチーフにしたテレビドラマの影響などもあり、今や「婚活」という言葉がメディアで紹介されない日はないと言ってもよいくらいだ。

 そんななか、不況に苦しむ産業界は、このブームを「絶好のチャンス」とばかりに、続々と「婚活」をテーマにした新たなビジネスに乗り出している。現場を取材してみると、「婚活ビジネス」には想像以上の追い風が吹いているようだ。

 果たして、「婚活ビジネス」の裏側はどうなっているのだろうか? 

何気ない思いつきが成功を生んだ
「婚活バー」の売上高は2.5倍に!

  「欧米ではポピュラーな独身者が集う“シングルズバー”を日本でやりたかった」と語るのは、六本木の会員制バー「GREEN」のオーナー・本多有太氏だ。
 
 08年4月にオープンしたこの店(プレオープンは3月)の正体は、ズバリ、完全予約制の「婚活バー」。独身男女に出会いの場を提供する「婚活の聖地」と呼ばれている。成功のきっかけは、オーナーのふとした「思いつき」だったという。

 システムは、初回来店時に名刺と身分証明書を見せて会員登録し、店内でスタッフから異性会員の「紹介」を受けて同席するという流れだ。
 
 男性、女性双方ともエントランスチャージやサービス料がかかるが、女性と同席した場合、会計は全て男性持ちとなる。たとえば男性の場合、エントランスチャージとテーブルチャージ3150円、サービス料20%に加えて女性側の費用も払うと、平均単価は約1万5000円を下らない。

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