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美人のもと

カードだらけの財布はただでさえ、太ってしまう。

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第9回】 2008年5月20日
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*財布

 財布は大げさなものが多いなと思う。もう少しシンプルなものはないものだろうかと思うことがよくある。特に女性用だ。

 一般に「女性用」と言えば、小さめで、かわいくて、美しいというものだ。ところが財布に限って言えば、大きくて太めな感じである。男性用といえば、かわいくはないが、細身でシンプルだ。

 ランチに出かけるOLは手に財布とハンカチだけ持つ人が多い。男はポケットを使い手ぶらだが、女性は小さな手に握りしめるものがある。小さな手なのに財布は太い。

 そんなに太い必要があるのだろうか。札束を持ち歩いているのだろうか。いや、実際には大金が入っていることは少ない。お金以外のものがたくさん入っているようだ。

 会員券、クーポン券、領収書、診察券、キャッシュカード……。現金よりもはるかにそういう小物が多いのだ。現金はむしろ脇役だ。最近は小さなお店でも会員制度を始めるところが多く、現金以外はどんどん増えていく。現金はあまり増えないのだが。

 そんなに多くのカードをいつも持ち歩く必要があるのか。たぶん、ない。しかし、急に必要になる可能性がある。メンバーズカードを忘れたために100円損した、なんていう話は、まるで1万円損したかのようにクヨクヨするのが女性である。特に「会員だけ」という限定感に応えたくなるのが女性である。そんなことでどんどん現金以外のものは増えてきて、実際には不必要なものもいつも持ち歩くことになる。

 そんな小さな割引にこだわるな。そんなことを言うつもりはない。女性がポイントをコツコツと貯める姿は結構かわいい。割引にこだわる姿も、度を超さなければ賢い女性に見えてかっこいい。むしろ、お金にしっかりしている姿勢というものは、美しい。

 だからこそ、財布をキレイにして欲しい。カードだらけの財布はただでさえ、太ってしまう。いつも持ち歩くためだろうか、結構汚くなる。有名ブランドだろうが、なかろうが、大事なことはキレイにしていることだ。ちゃんと手入れをするべきだ。手入れをしていると、不要なカードなどは持ち歩かなくなる。中身をいつでも整理したくなる。わけのわからないレシートが財布から飛び出したりしなくなる。

 財布を美しく保つ。美人の財布はキレイである。「美人のもと」はそんなところに貯まっていくのかもしれない。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


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『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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