正月にのんびりとテレビを見ていたらソフトバンクのコマーシャルが流れ、半沢直樹が出演していた。堺雅人くんはあのドラマの大ヒット以来、多くのCMに出演するようになったのだが、ソフトバンクのCMでは上戸彩ちゃんの上司の役柄のようだ。

「ふ~ん、ドラマじゃ夫婦役で、CMでは上司と部下か。そういえばこのコマーシャル、鶴瓶さんも出てたよな。半沢直樹のいいとこ取りみたいな布陣だな、そのうち北大路欣也か市川中車も出ちゃうんじゃないか」

 などと言っていたら、家内が、あら、北大路欣也ならとっくに出てるわよ、などとしたり顔で言う。

「知らんぞ。どのバージョンに出てるんだ?」
 「え、知らないの? 最初っから出てるじゃない」
 「知らんな。じゃあ見逃してたのかな」

 と言ったら、バッカじゃないの、などと言い返されたのですが、白犬のカイくんの声を演じておられるんですってね。ということを新年に知った私でした。

 半沢直樹は春か夏のクールで続編をやるらしく、それまでの“繋ぎ”のようなかたちで流されるんでしょうか、あのCM。それとも、ドラマのメインスポンサーの予約だとか。

 半沢直樹と言えば、池井戸潤さんの『ロスジェネの逆襲』が昨年の年間売り上げの第六位だったそうです。ちなみに、年間売り上げベスト20にダイヤモンド社刊行の書籍が三冊も入っています。複数でのランクインで言えば文藝春秋社の二冊、幻冬舎の二冊があるだけだから、三冊ランクインはすごいですね。さすがダイヤモンド社。新年早々ごまを擦っているわけではありません念のため。

 ということで、新しい年を迎えたので、エリン・グルーウェルというアメリカ人女性のお話を紹介しましょう――、の前に、一九九一年に起きた“ロドニー事件”とそれに続くロス暴動のお話を。