ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
数字で会社を読む

【メッセージ】
営業利益率が低くても在宅介護にシフトする
脱老人ホーム戦略の勝算

週刊ダイヤモンド編集部
【第150回】 2014年1月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

有料老人ホーム大手のメッセージが、“脱老人ホーム”を掲げている。老人ホーム事業よりも営業利益率の低い高齢者向け住宅事業や在宅介護事業へシフトする戦略にどう勝算を描くのか。

 「アミーユ」ブランドで知られる有料老人ホーム大手メッセージは、2013年度に増収増益を見込む。売上高は前年度比10.1%増の740億円、営業利益は同23.3%増の66億円で過去最高となる(図(1))。

 主力の有料老人ホーム事業(アミーユ事業)は堅調であり、12年3月にTOB(株式公開買い付け)で連結子会社化したジャパンケアサービスグループの在宅介護事業(ジャパンケア事業)は間接部門削減などで黒字転換する。ただし、営業利益率は8.9%にとどまり、ジャパンケア買収以前の15%を超える水準には届かない。

 メッセージが展開する有料老人ホームは、従来の常識を打ち破った入居費用の安さが売りだ。かつての有料老人ホームは入居時に支払う一時金が1000万円以上、月々の利用料は30万円以上がザラ。そんな中で入居金ゼロ、月額利用料17万円前後という庶民向けの有料老人ホームを展開し、成長してきたのである。

 各セグメントの業績を見れば、アミーユ事業は、低価格勝負をしながらも2桁以上の利益率を出す。営業原価や販売管理費が同業他社よりも低く、入居率で見た損益分岐点は業界平均の80~85%に比べ、メッセージは70%と低い。アミーユ事業の売上高は371億円と売上高全体740億円の50.1%、営業利益も60億円と全体の90.9%を占める。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年1月21日号 定価710円(税込)

特集 天才・奇才のつくり方 お受験・英才教育の真実

お受験・英才教育の真実

【特集2】
村田 vs TDK
真逆のスマホ戦略の成否

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


数字で会社を読む

週刊ダイヤモンドで好評連載中の「数字で会社を読む」。各業界・企業を担当する第一線の記者が、ポイントを絞った財務分析で企業・産業に切り込みます。

「数字で会社を読む」

⇒バックナンバー一覧