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「情報調査力のプロフェッショナル」著者が語る

「調べる力」は鍛えられる

【第56回】 2009年5月25日
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ビジネスで必要な、“情報を入手する”ための実践スキルを公開した話題の一冊。著者は、世界有数のコンサルティング会社のリサーチ部門でコンサルタントのトレーナーを務めた上野佳恵氏。「調べる力」とはどういうことなのか、上野氏が解説する。

『情報調査力のプロフェッショナル―ビジネスの質を高める「調べる力」』上野佳恵[著]定価1575円(税込)

 インターネット社会となり、情報を得ることは実に簡単になった。情報は主体的に「調べて得る」ものではなく、すでにあるもの、与えられるもの、として捉えられているかのようである。

 大学生が論文をインターネット情報のコピー&ペーストだけで書いてしまうとか、若手ビジネスマンがグーグルの数ページでデータを集め企画書に仕立ててしまうという話は耳新しいものではない。

 しかし一方で、このような現状を「今どきの若者は……」と渋面で批判する大人たちが、きちんと情報を調べて得ることができているかというと、実はそうとも限らない。勘と経験だけを頼りにしていたり、「情報は現場にある」とか「情報は足で稼げ」などとひと昔前のやり方に固執して非効率を招いていたりしているのが現実ではなかろうか?

総合力としての「調べる力」

 1980年代半ばまでは、ビジネス上の調べごとは「資料室」などの専門部署で専門のスタッフが行うものであった。情報環境が進化し、誰もが簡単に情報を得られるようになったことによって、それはひとりひとりのビジネスマンの手に委ねられるようになった。

 だからといって情報を選ぶ、見極めるなどといった、それまで専門家、すなわちプロが行っていたことを誰もがすぐにできるわけではない。ビジネスマンひとりひとりが情報を扱う力を身につけなければならなくなっているのだ。

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