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為替アナリスト受難の2010年
基調は円高も円安への気迷い感

週刊ダイヤモンド編集部
2010年1月20日
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 2010年のドル/円相場のリスクは基調的にドル安・円高側に偏っているとの判断に変わりはない。しかし数ヵ月程度のドル高・円安展開があってもおかしくない局面に入る。

 予想を放棄しているわけではなく、それこそが来る局面に予想される相場地合いである。

 07年半ば~08年は米景気悪化で、日米株価・金利が下落するにつれてドル安・円高が進行した。景気下降局面は株価と金利とドル/円が方向を一にする、典型的なドル安・円高局面だ。

 09年は、景気底入れ前後に株式などリスク資産が反発する金融相場局面に移った。そこでは、ドル/円は一時的に反発し、その後次第に下落基調に戻るのが基本パターンである。

 実際、日米株価が同年春先から上昇に転じ、株安に連動して積み上げられたドル/円の売りポジションが巻き戻された(上図参照)。しかし金利はまだ底ばったままで、ドル/円へのサポートにならないため、ドル安・円高に押し戻されていった(上図参照)。

 10年、株価は昨年の金融相場初期ほど華々しいパフォーマンスにならず、主要先進国の金利も底ばったままであり、ドル/円のリスクは依然下方向に大きいと判断される。

 しかし短期金利が0%近傍で動きにくい以上、ドル/円予想のみに明快な方向性を打ち出しようもない。

 もし景気回復がもたつき、株価が世界的に調整色を強めれば、金利見通しも下振れ、ドル安・円高が80円台前半に進行する可能性がある。

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FX、外貨投資家のニーズに応えた為替投資家向けコラム。執筆には第一線のエコノミストを迎え、為替相場の動向を分析、今後の展望を予測する。

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