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消費税増税2014徹底攻略!

ビジネス編(第5回)販促
駆け込み需要という“祭りの後”を乗り切る法
「節約」「訳あり」「業務用」がキーワード
――販促コンサルタント 竹内謙礼

竹内謙礼 [販促コンサルタント]
【第6回】 2014年1月24日
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駆け込み需要というお祭り騒ぎが終ると、消費者はピタリとモノを買わなくなってしまいます。その買い控えの時期をどう乗り切ればいいかを考えてみましょう。さらに今回は1年半後に再び消費税増税が待ち受けています。将来を見越した販促まで視野に入れるのであれば、できる限り増税後は安売りに頼らず、販促企画や商品力で「高く売る」という戦略を意識することも大切です。

祭りの後は……

 私の事務所は、千葉県成田市の「新勝寺」の参道にあります。そこでは、毎年7月に“祇園祭”が開催されて、毎年約40万人の人出で賑わいます。当然、参道の商店街の人たちは飲めや歌えのお祭り騒ぎ。知人の社長さんは私にこんなことを言ったことがありました。

 「このまま、ずっとお祭りだったらいいのにな――」

 楽しい時間は永遠に続いてほしいと思うもの。終わった後のことは考えたくありません。

 それが、今年4月に迎える消費税の増税前と増税後の状況と言ってもいいと思います。消費税の増税というのは“全国一斉値引きセール”と同じ。3月に入るとたくさんの人が駆け込み消費に踊らされて、たくさんの商品を買いあさります。

 当然、売り手側は嬉しい悲鳴をあげると思います。宣伝もしていないのにお客さんがお店に殺到するわけですから、こんなお祭りのようなセールは滅多にありません。そして、おそらく、駆け込み消費で盛り上がるお店の人は、こう言うでしょう。

 「このまま、ずっとお祭りだったらいいのにな――」

 さて、ここで現実的な話をしたいと思います。お祭りはずっと続くものではありません。必ず終わります。気を引き締めて、現実的な増税後の販促について講じたいと思います。

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竹内謙礼 [販促コンサルタント]

たけうち けんれい/1970年生まれ。経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行う。日経MJにおいて毎週月曜日「竹内謙礼の商ビズNOW」を連載中。著書に『消費税を逆手に取る販促テクニック』(双葉社)『安売りしないでお客をがっちりつかむ技術』(日本経済新聞社)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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消費税増税2014徹底攻略!

2014年年4月から、消費税率が5%から8%に引き上げられる。さらに1年半後には10%にまでの引き上げも待っている。前回の1997年の引き上げ以来、17年ぶりの消費税増税だけに、どのような影響が出るか、どんな準備をしたらいいのか迷うことも多い。景気にはどのような影響が出るのか、ビジネス上ではどんな準備をすればよいのか、個人の生活はどう守ればいいのか。「マクロ景気」「ビジネス」「個人生活」の3つの視点で、消費税増税を乗り切る「術」を考える。

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