評価は、「期待されている役割」を知る
最高の機会

 評価は誰にとっても不満なものであり、また不遇な時期というのも誰にでも必ずあります。そこで腐ってしまわずに、前向きにがんばり続けられるかどうかが重要です。

 それができれば、短期的にはともかく、長期的な処遇には必ず納得できるでしょう。短期的な評価には一喜一憂せず、成長の機会としてとらえることが良いと思います。少なくとも、自分が認識していることと、上司が認識していることのギャップに気づく機会ではあるわけです。

評価は、自分に期待されている「役割」を正確に理解する機会でもあり、また自分自身を客観的に見ることができるようになるための機会でもあります。この2つは組織の中で生きていくうえで極めて重要です。

自分自身を客観視できるという点ですが、これは特に人の上に立つ立場になるにあたっては欠かすことのできない要素です。自分自身を正確に理解できていない人は、他者との関係を良好に保つこともままならず、他者に影響力を行使することもできません。

 これらの重要なことが学べる有効な機会として「評価」というものをとらえていただければと思います。

(次回掲載は、1月28日の予定です)


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