<6730> アクセル 1824 +44
ファブレス半導体メーカーのアクセル<6730>は28日、2014年第3四半期(2013年4-12
月)決算を発表。売上高は前年同期比31.6%減の89.40億円、営業利益が同46.9%減
の17.11億円、経常利益が同47.1%減の17.13億円、四半期純利益が同61.4%減の8.29
億円だった。
併せて2014年3月期通期業績予想の修正を発表。売上高については4月に発表している
期初計画である110.00億円を据え置いている。一方で、営業利益、経常利益について
は、当初計画比5.00億円増の18.50億円(当初計画比37.0%増)に上方修正してい
る。
製品販売構成比率の変動により売上総利益が増加する見通しとなったほか、研究開発
費の一部期ズレにより、販売費および一般管理映画減少する見通しとなった。また、
ヤマハとの和解に伴う特別損失4.00億円を計上したうえで、純利益については当初計
画比1.00億円増の9.50億円(同11.8%増)に修正している。
アクセル<6730>は遊技機器(パチンコ、パチスロ)向けグラフィックスLSIを主力と
した研究開発型のファブレス半導体メーカー。遊技機器向けグラフィックスLSIで、
市場シェア約6割とトップ。無借金経営で自己資本比率90%超と財務体質は良好であ
る。また、連結ROE10%以上を経営指標として掲げている。