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1月30日 16時30分
フィスコ

トヨタ、コマツ、京セラなど

<7203>  トヨタ  5998  -138
売り優勢。今期営業利益は6年ぶりに過去最高益を更新する見通しと報じられてい
る。従来予想の2兆2000億円を上回り、2兆3000億円を超えるのは確実な情勢と。た
だ、為替の円安なども背景に好決算は織り込み済み、市場コンセンサスは2兆5000億
円に迫る水準であり、特に買い材料視される状況ではないようだ。為替の円高反転な
ど外部環境悪化の影響を強く受ける格好に。
<6301>  コマツ  2100  +20
買い先行。前日に第3四半期の決算を発表、見直しの動きが強まっているようだ。10-
12月期営業利益実績は567億円で前年同期比45%増、市場コンセンサスは410億円前後
であったとみられる。通期予想は2100億円を継続で市場予想を下回るが、予想の据え
置きは保守的なものに過ぎないと捉えられている。新興国リスクへの警戒感が再度高
まる状況になっているが、ポジティブ決算を評価する動きが先行へ。

<7751>  キヤノン  3015  -55
反落。前日に前12月期の決算を発表している。営業利益実績は3373億円で前期比4%
増益、今期予想は3600億円で同7%増益となっている。市場コンセンサスはそれぞ
れ、3500億円程度、3900-4000億円レベルで下振れする状況に。ただ、先の観測報道
では、前期が3200億円、今期が3400億円と伝わっており、警戒感が一段と強まる状況
にもなっていた。配当利回りの高さなども支援にアク抜け感も生じる格好、下げ幅は
相対的に限定的なものにとどまっている。

<6971>  京セラ  4677  -213
売り優勢。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益実績は315億円で前年
同期比24%増、市場コンセンサスの330億円強は下振れる着地に。また、通期予想は
従来の1400億円から1150億円に下方修正。下方修正の可能性は指摘されていたが、市
場コンセンサス1300億円レベルを下回る水準までの下方修正といった状況に。500万
株の自己株式消却発表のほか、SMBC日興証券では悪材料出尽くしとして投資評価
を「3」から「2」に格上げしているが、全体相場の地合い悪化も逆風となって、売
り圧力は強まる格好へ。

<2395>  新日本科学  1432  +232
大幅高。理化学研究所などが「万能細胞」を作製することに成功したと報じられてお
り、バイオ関連の一角に関心が高まる格好に。とりわけ、理研の認定ベンチャーであ
るヘリオス(旧日本網膜研究所)と前年に資本提携している銘柄として、同社への関
心も高まる状況になっているようだ。

<5486>  日立金属  1600  +77
しっかり。前日に発表の決算内容が好感されている。第3四半期累計営業利益は412億
円で前年同期比2.4倍、通期予想560億円は据え置いているが、年間配当金は従来の14
円から17円に引き上げている。メリルリンチ(ML)や野村、UBSなど目標株価引
き上げの動きが相次ぐ格好に。また、三菱マテリアル完全子会社への出資、子会社化
も、航空機・エネルギー分野の中期的な成長につながるものとして評価される。

<2491>  Vコマース  1240  -254
下落率トップ。前日に決算を発表、好決算ながらも短期的な材料出尽くし感へとつな
がっている。営業利益実績は13.4億円で前期比48%増益、従来計画どおりの水準での
着地となっており、今期は16.5億円で同23%増益の見通し。四季報予想では、前期が
14億円、今期予想が18億円であり、やや期待値までには達していない状況である。株
価は高値圏にあって利食い売りのきっかけにつながる。

<6210>  東洋機械  528  +65
急伸で上昇率トップ。前日の決算発表銘柄の中ではポジティブなインパクトが目立っ
た銘柄である。第3四半期累計営業利益は13億円で前年同期比59%増益、通期予想は
10.8億円の従来予想から15億円にまで上方修正している。第1四半期、第2四半期決算
時に続く上方修正の格好だが、とりわけ、今回の修正幅は大きくなっている。IT機
器や自動車関連など向けに射出成形機の需要が堅調推移となっているようだ。

<8303>  新生銀行  205  -18
軟調。前日に第3四半期決算を発表、通期業績予想を下方修正しており、失望売りが
集まる展開に。通期純利益は従来の480億円から370億円に下方修正、過払い引当金の
計上などが下方修正の背景に。大手銀行は総じて好決算が見込まれている中、足元に
おける相対的な業績低迷が嫌気される形となっている。なお、本日は全体相場の地合
い悪化も響く格好に。

<8802>  三菱地所  2585  -107
下げ目立つ。不動産セクターは業種別下落率のトップになっている。みずほ証券が同
社、住友不動産<8830>、野村不動産<3231>など大手3社の投資判断を「買い」から
「中立」に格下げしており、株価下落の一因になっているとみられる。同社に関して
は目標株価も4000円から2900円に引き下げ、来期、再来期の利益予想を引き下げたこ
となどが背景に。財務レバレッジの高まり、好調な中小型ビル事業の強化、「丸の
内」への大企業本社の誘致などを待ちたいと指摘している。

<7262>  ダイハツ  1680  -54
決算発表後は軟化する展開に。第3四半期累計営業利益は960億円で前期比2.7%増
益、10-12月期では257億円、前年同期比30%の増益に転じている。ただ、市場予想は
300億円程度と見られていただけに、コンセンサス比では下振れする格好に。通期予
想の過度な上振れ期待なども低下の方向か。また、新興国リスクが再燃していること
も手控え要因にはつながりやすい。

<5401>  新日鉄住金  315  +3
切り返してプラスに転じる。第3四半期決算を発表、累計経常利益は2823億円、前年
同期比8.8倍の水準となった。通期予想は3400億円を据置へ。先の観測報道では2600
億円程度になったもようと伝わり、2700億円レベルであった市場コンセンサス下振れ
が想定される状況となった。一転して、市場予想を上回る実績数値を受けて見直しの
動きが強まる状況にも。 

(フィスコ)


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