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面白いガジェットといかに出会うか?
私が「キックスターター」に投資したもの

松村太郎 [ジャーナリスト・著者]
【第14回】 2014年2月20日
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Range

Range(キックスターターのサイトから)

 こちらはiPhoneのイヤホンジャックに取り付けることができるキッチン用の温度計だ。お菓子作り用は長い鉄棒、肉のロースト用は先が尖った鉄棒が装着され、耐熱ラバーの取っ手が取り付けられた製品だ。iPhoneのアプリで温度を見ることができるだけでなく、温度変化をグラフで確認したり、それをシェアできる。

 筆者はこれを、コーヒーのドリップの練習用に使おうと思っている。やかんやサイフォンのお湯の温度を測って、最適なタイミングをつかむ練習ができるようにしたいところだ。

MOS Spring

MOS Spring(キックスターターのサイトから)

 マグネット型の小型ケーブルオーガナイザーMOS Spring。サイズの大きなMOSは既に発売されており、米国ではApple Storeの店頭にも並ぶようになった成功したアイディア商品で、これの小型版としてメーカーがキックスターターに掲出した。他のゼロから製品作りを行おうというプロジェクトとは少し違ったキックスターターの使い方と言える。

 ノートパソコンが主流になると、自宅やオフィスのデスクで使っている際のケーブルを本体から抜いて出かける、という行動をするようになるが、抜いた後のケーブルが机の裏に落ちたり、こんがらがったりしてスマートではない。これをまとめようというのが、MOS、MOS Springのアイディアだ。

 ケーブルに引っ張られない程度の重さがある黒い土台に磁石が仕込んである構造。Macの充電ケーブル「MagSafe」「MagSafe 2」の先端にも磁石が内蔵されているため、ケーブルを抜いた場合でもテーブルの上で磁石を固定することができる。また、他のオーディオケーブルなども磁石を内蔵したタグを付ければ固定できる。

 小型のMOS Springはクルマの中でオーディオケーブルやUSBケーブルを固定する用途にも使えそうだ。

Nomad Espresso Maker

Nomad Espresso Maker(キックスターターのサイトから)

 筆者が初めてキックスターターでBackerとなり、まだ届いていないが楽しみにしているのが、Nomad Espresso Maker。通常エスプレッソメーカーは、ボイラーを内蔵し圧力をかけてコーヒーを抽出するため、ある程度の大きさと電源が必要だが、この製品は指でシーソーのように動かす手動ポンプを用いるため、電源や大きな本体が必要ない。お湯さえ用意すれば、出先でもエスプレッソが楽しめるというユニークさが気に入った。

 いつ届くのか、そしてキチンとエスプレッソが飲めるのか、彼らから届くメールを読みながら待っているところだ。

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松村太郎
[ジャーナリスト・著者]

まつむら・たろう/1980年生まれ・米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト・著者。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。近著に「スマートフォン新時代」「ソーシャルラーニング入門」など。

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スマホ、SNSなど、毎日の暮らしに欠かすことのできなくなったネット環境とデジタルツール。その一方で、セキュリティやプライバシーの問題、ツールへの依存、ネットコミュニティとの関わり方など、日々新たな問題が現れ、状況は変化している。私たちは「デジタルな日常」をどう生きていけばいいのか、米国シリコンバレー在住の記者が、生活者の目線で解説する。

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