伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。今回は分解写真を使って、人の成長を表現しました。着想を得た写真にはなんと、著者が登場しております!

人生を2秒で短縮
“勢い”は高さで表現

 人生は長いとも言うけど、あっという間とも言われます。捉え方でどうとも感じるわけですが、今回のインフォグラフィックは、そんな人の尊い間の成長をなんともせちがらく、2秒ぐらいに短縮してみました。

 はい、こういうわけですと、まずは、【インフォグラフィック完成版】をご覧ください。

幅跳びの「分解写真」で5歳から定年まで<br />「人間の成長」を表したインフォグラフィックグラフィック作成/小宮山秀明
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 立ち幅跳びができそうな年齢としてまずは5歳からスタートして、定年を迎える60歳まで、生物としての勢いが、ジャンプの高さに表れています。