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ソーシャルで拡散して資金集め
「イベント特化型クラウドファンディング」の可能性

待兼音二郎
2014年2月26日
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 ソーシャルチケッティングというサービスが、日本でも2011年を“元年”に次々に立ち上がった。チケットの売買だけでなくソーシャルメディアを通じての告知・集客までが一貫して行えるもので、代表的なものは下の図表にある通りだ。

 PeaTiXを例に挙げれば、2012年に取り扱ったチケット約10万枚のうち、約半数がソーシャルメディアからのアクセスだったという。さらに、完売したあるイベントページへの訪問元を分析したところ、GoogleやYahoo!といった検索ポータルからの流入は全体の5%未満だったというから、その差は歴然だ。

 イベントは、人から誘われて行くものだ。だから物品のオンラインショッピングとは違って、検索よりもソーシャルのつながりが重きをなしやすい。そのことが数字ではっきりと示されたわけだ。

 そんなソーシャルチケッティングからさらに派生して、クラウドファンディングの手法でイベントの開催をサポートするサービスも出てきた。

 イベント全般のチケットを扱う米国のPicaticが2013年夏に開始したサービスが代表例だが、WeDemand!やGigFunderのようにコンサートの招致に特化したものもある。いずれも、チケットの前売りに似たかたちで出資を募り、目標額に到達すれば予定通りにイベントを開催し、到達しなかった場合には開催をキャンセルして、出資者に返金をするというものだ。そのおかげで主催者は、過大なリスクを負うことなしにイベントを企画することができる。

 日本でも、クラウドファンディング大手のCAMPFIREが映画祭などのイベントも取り扱い対象にしているが、イベント専門のサービスはこれまでなかった。そんななか、2014年1月に立ち上がったのが、今回紹介する「未来フェスCF」だ。

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