――確かに、子どもの頃、そのように行動していたと思います。物事の本質に迫る言動です。

 この「3つのステップ」を組み合わせていくと、アイデアの可能性は広がり、小さなアイデアがひらめきます。まさに、小さなひらめきの技術化ですね。


 今回は、5段階の最初の「思いつく」をベースに紹介した。本書の第1章「アイデアは半径3メートル以内で発見できる」では、上記の「3つのステップ」を用いて、「ドラえもん」リニューアルの足がかりをどのように見つけたのかを詳述している。

 連載第3回目(3月7日掲載)は、「半径3メートル発想術」で生まれたアイデアのピースを、組み立てる作業に移る。ここで、ポイントになってくるのが、表紙にあるジグソーパズルである。

新刊のお知らせ

小さなひらめきの技術化<br />「3つのステップ」でアイデアを発想する

アイデアにセンスはいらない

梶 淳(著)/本体1400円+税/
ダイヤモンド社

大事なのは「才能」ではなく、「技術」である!
どんな人でもヒットのアイデアを生み出せる
50の法則

巷にあふれるヒット商品やサービス。すべて、アイデアに秘密があります。しかし、どんなに凄いアイデアでも、紐解けば「テクニック」によるもの。アイデアにオリジナルは存在せず、似たようなアイデアは、すでにこの世に存在しています。表現に「テクニック」が使われているにすぎないのです。その「テクニック」、「3つのステップ」から始めれば普通の人でも手に入れられます。センスに勝るアイデアは、だれでも必ず生みだせるのです!
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