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知らなきゃマズい!法律知識の新常識

マンションの隣人にまで嫌がらせの手紙を投函!
殺人事件に発展しかねないストーカーを遠ざける法律

秋山直人[弁護士]
【第14回】 2014年3月5日
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近年、ストーカー被害の報道をよく目にするようになった。インターネットやSNSの発達で個人情報漏洩のリスクは高まっており、いまや女性にとってストーカー被害は他人事とは言えない時代だ。中には1999年の桶川ストーカー殺人事件、2009年の耳かき店員殺人事件、2012年の逗子ストーカー殺人事件、そして先月発生した群馬県のストーカー殺人事件などのように、殺人事件にまで発展する例もある。もし、あなたがストーキングを受けたらどうすればいいのか。日常の心得から警察への相談の進め方まで解説してもらった。(弁護士・秋山直人、協力・弁護士ドットコム

珍しくはないストーカー被害事例
慎重に対応しないと殺人事件にも

 「私は一人暮らしの大学生です。以前、アルバイト先で知り合った男性と1年ほど交際して別れたのですが、その後、やり直したいという連絡が何度も来るようになりました。

 最初はそのたびに断っていたのですが、次第に相手の行動がおかしくなり、どこで見ているのか私が帰宅すると『お帰り』、出かけると『どこに行くの、デートかな?』といったメールが届くようになりました。また、郵便受けに入っていた郵便物が開封されていたり、ごみに出した雑誌類の束がばらされたりといった出来事もありました。

 気持ちが悪くなりメールアドレスを変えたところ、切手の貼られていない手紙が自宅の郵便受けに投函されており、中には『メルアド変えたんだね、ひどいよ』と書かれていました。また、同じマンションの両隣と上下の隣人の郵便受けには、『○○ちゃんのご近所の皆様へ』『淫乱な○○ちゃんを皆様で見守ってあげてください』と書いた手紙が投函されていたことがわかりました。

 このままでは何をされるか不安です。どうしたらいいでしょうか?」

 以上は、筆者が過去、実際に相談を受けた例をモデルにした事例だ(プライバシー保護のために一部内容を改変している)。ストーカー被害の事例は多い。元交際相手がストーカーになるケースが多いが、一方的に好意を持たれ、つきまとわれるケースもある。中には殺人事件にまで発展する例があり、慎重な対応が必要だ。もし、あなたがストーキングを受けていたら、どう行動すれば被害の拡大を防げるのか。日常の心得や、警察への相談はどう進めればいいかを解説しよう。

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「社会人必携!最低限知っておきたい法律知識」の第2弾。今回も日本全国4000名以上の弁護士が登録する法律相談ポータルサイトである「弁護士ドットコム」との共同連載企画として、社会人が普段の生活で遭遇するであろうさまざまなトラブルを法律的見地からどのように解決するか、または予防するかというノウハウを提供します。執筆陣は、実際にトラブル解決に携わった弁護士たち。弁護士だからこそ接することができる生々しいトラブルの具体例と共にお届けします。

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