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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【森山直太朗「さくら(独唱)」】
“天性の声で発揮された、美しい旋律のチカラ”

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第80回】 2014年3月6日
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 今年の冬は記録的な大雪で大変でした。それでも、もう3月。いよいよ春の訪れも間近です。

 3月と言えば、卒業の季節です。

 卒業は、次への飛躍を意味します。が、同時に、これまで慣れ親しんだ様々な事柄や友人との別れもあります。赤面する恥ずかしい事もあったでしょうし、教訓を学び成長もしたでしょう。卒業には、希望と悲哀の両面があります。卒業式では、そんな複雑な思いに涙が溢れることもあるでしょう。

      花に嵐のたとえもあるさ
      さよならだけが人生だ         

 これは、昭和の天才歌人・寺山修二が『ポケットに名言を』の中で井伏鱒二「詩集」から引用したものです。が、もともとは、唐代後期の詩人・于武陵(ウ・ブリョウ)の“勧酒”という詩を井伏が訳したものの一節です。出会いがあるからこそ、さよならがある、とも言えます。

 要するに、誰の人生も、出会いと別れのタペストリーの如きもので、それぞれの模様にはそれぞれの人生の色合いに染まっているということでしょう。

 既に世に出て何年も経っているビジネスパーソンも、この季節になると、卒業した頃が懐かしくなります。何年も会ってない友人の一言を思い出したり、初心にかえってみるのも悪くないでしょう。

 と、いうわけで、今週の音盤は、森山直太朗「さくら(独唱)」です(写真)。

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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