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部下の能力を120%引き出す「質問」の技術
【第9回】 2008年3月31日
著者・コラム紹介バックナンバー
齋藤淳子 [(株)コーチ・エィ シニア・エグゼクティブコーチ]

質問は部下へのメッセージ

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 あなたの職場のメンバーは、明るく楽しい雰囲気で仕事をしていますか。それとも笑顔の見られない重苦しいムードが漂っているでしょうか。もし、そうだとしたら、ほんの少し上司が意識を変えるだけで、部下の表情は変わり、職場はずいぶん明るくなります。

新しい上司が来てから
No.1営業マンになったBさんの例

 ある金融関係の会社でのエピソードです。Bさんは所属する支店のベテラン渉外担当でした。ここ数年、Bさんはチームのなかで、何となく自分の存在感が薄いと感じていました。月例のミーティングでも、通常の営業報告だけで終わることがほとんどでした。だいぶ年下の支店長は、特にBさんに発言を求めることもありませんでした。年長の部下であるBさんが少し煙たかったのかもしれません。

 当時を振り返って、Bさんはこう言います。

 「なんだか、私のことが支店長の頭のなかにいないというか、数に入っていない、そんな気がしていたんですね」

 しばらくして、人事異動で支店長が交代しました。新しい支店長は、ミーティングでBさんにこう問いかけてきました。

 「Bさんは昔からお客さんをとても大事にして信頼を得ているようですね。特にこのあたりは難しい地域なんですが、どんなふうにやっているんですか?」

 「Bさん、こういう問い合わせが最近多くなっているんですが、どう思いますか?」

 いままでになかった上司のアプローチにBさんはチームのなかでの存在感と充実感を久々に感じたそうです。

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齋藤淳子 [(株)コーチ・エィ シニア・エグゼクティブコーチ]

立教大学法学部卒。神戸製鋼を経て、1990年MSC(マネジメントサービスセンター)入社。数多くのリーダーシップ研修やコンサルティングを行う。1999年、(株)コーチ・トウェンティワン入社。2001年、(株)コーチ・エィへ。現在は、シニア・エグゼクティブコーチとして、上場企業を中心に経営者・管理職層へのトレーニング、および1対1のコーチングを実施。
コーチ・エィのホームページはこちら


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