ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
第五の権力―Googleには見えている未来
【第3回】 2014年3月26日
著者・コラム紹介バックナンバー
エリック・シュミット

誰かとつながることで、アイデンティティも変わる?
仮想世界の自分が現実の自分より優先される未来

1
nextpage

グーグル会長・エリック・シュミット氏初の著書『第五の権力―Googleには見えている未来』の序章を公開。第3回はデジタル新時代に起こる「パワーシフト」について語る。

国家から個人へ
権力の分散

国際社会に目を向ければ、情報通信技術の普及が及ぼす最も重大な変化は、国家や機関に集中していた権力が分散して、個人の手に渡ることである。

歴史を振り返ると、これまで新しい情報技術が開発されるたび、国王であれ、教会やエリート層であれ、従来の権力者が力を奪われ、人々が力を手に入れた。そして情報や新しい通信方法を利用できるようになった人々は、それまでにない方法で社会と関わり、責任を追及し、より主体的に生きる機会を得たのである。

現在見られるコネクティビティの広がり、なかでもインターネット対応携帯電話を通じた広がりは、このようなパワーシフトの最も典型的な例であり、また規模の大きさだけからいっても、おそらく最も奥深い例である。

人々がデジタル技術を通じて、第五の権力を得る。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


エリック・シュミット(Eric Schmidt)
Google会長。1955年生まれ。2001年から2011年までGoogleの最高経営責任者(CEO)を務め、創設者のサーゲイ・ブリン、ラリー・ペイジとともにGoogleの技術や経営戦略を統括してきた。Google入社以前は、ノベルの会長兼CEOやサン・マイクロシステムズの最高技術責任者(CTO)を務めていた。それ以前は、ゼロックス Palo Alto Research Center(PARC)で研究員を務め、Bell Laboratoriesやザイログに勤務していた。プリンストン大学で電気工学学士号、カリフォルニア大学バークレー校でコンピュータ サイエンスの修士号と博士号を取得している。2006年には、全米工学アカデミーの会員に選出され、2007年には、アメリカ芸術科学アカデミーのフェローに就任。新アメリカ財団の理事会会長のほか、2008年からはプリンストン高等研究所の理事も務めている。
 


第五の権力―Googleには見えている未来

2025年「世界80億人がデジタルでつながる世界」、私たちの暮らし、国家、革命、戦争はどうなるのか。新しい権力を手にした市民が向かう先はどこか――。Google会長エリック・シュミット初の著書で全米ベストセラーとなった『第五の権力―Googleには見えている未来』の序章を5日連続で無料公開! グーグルは世界をどう見ているか、そしてどんな未来を創ろうとしているのか。「私たちの未来」に何が起こるのか、さっそく覗いてみよう。

「第五の権力―Googleには見えている未来」

⇒バックナンバー一覧