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1000円台で楽しむ おとなの居酒屋

名物にうまいものあり北千住
大はし(北千住)

浜田信郎
【第4回】 2007年11月30日
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 「名物にうまいものあり北千住、牛のにこみでわたる大橋。創業明治10(1877)年、千住で2番、大はし」という、呑ん兵衛にはよく知られた狂歌が店内に掲げられた北千住の老舗大衆酒場「大はし」。カウンター21席、テーブル20席(4席×5テーブル)の店内は、いつも酔客たちでにぎわっています。

 店の奥のほうにデンと鎮座している煮込み鍋の近くに陣取って、まずはビール(キリンラガー大瓶、500円)と、肉とうふ(320円)を注文すると、鍋前の店主が「はいよっ」と手際よく肉とうふをよそってくれます。

 この店の名物・牛にこみ(320円)は牛モツ(内臓)ではなく、牛カシラを醤油味で煮込んだもの。今いただいている肉とうふは、肉の量が牛にこみの半分になる代わりに、同じ鍋で煮た豆腐が付いたものなのです。この豆腐、茶色く色づくほど熱々に煮込まれているのに、ツルリとやわらかくて、いくらでも食べられそうなんですよねぇ。

 牛にこみや肉とうふが有名すぎて、その影に隠れちゃってる感がありますが、すぐ近くに千住市場があるので、旬の魚介類のメニューだって豊富(刺身などが450~550円ほど)です。

 それ以外にも、壁に張り出された短冊には、かにコロッケ(420円)や、ぬた(400円)、串かつ(420円)、生野菜盛り合わせ(320円)、オムレツ(420円)などなど、320~730円くらいの酒場メニューがずらりとそろっています。冬場には一人用の鍋物も登場して、酒飲みを飽きさせません。

 この店のもうひとつの名物は、キビキビと元気のいい店主です。お客さんの注文に応じて「はいよっ」「おいきた」と、カウンターの中を軽快に行き来する様子を眺めているだけで、お酒がおいしく飲めちゃうほどです。

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浜田信郎

1959年、愛媛県生まれ。造船会社で働く設計士。サラリーマンの傍ら、名店酒場を飲み歩く。その成果を綴ったブログ「居酒屋礼賛」は、呑んべいに大人気。著書に『酒場百選』(ちくま文庫)がある。


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