回答4:社長はだいたいが話したがり。
ここぞとばかりに仕事の心構えを聞く

 私も会社の経営者を対象にした講演会などに行くことがあるのでよくわかるのですが、社長として会社を動かしているような人物は、だいたいが話好きでしゃべりたがりです。
 怖そうに見えても、威厳がありそうに見えても、一歩踏み込めば堰を切ったように話し始めることが少なくありません。

 まずは、社長と2人で会話ができる機会に恵まれたことを「チャンス」だと思いましょう。
 そしてそう思っていることを素直にアピールするんです。
「○○課の△△です。こんな機会はめったにないので、ぜひお聞きしたいのですが仕事の心構えなどを質問すれば、たいてい気さくに話してくれるでしょう。
 一生懸命な若者がいるというアピールにもなります。

 いずれにしてもこれはチャンス。
「どうにかやりすごしたい」などと思ってはもったいないですよ。

お役立ちフレーズ4
「こんな機会はめったにないので、ぜひお聞きしたいのですが」

次回は、接待で「デキる」と思われる方法についてお話しします。

(次回は4月24日更新予定です)


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本書では、「会話にちょっと困る」101の場面について、場を和ませて相手とうちとける「最初のひとこと」を紹介しています。
回答するのは、『雑談力が上がる話し方』でおなじみの明治大学の齋藤孝教授。
「エレベーターで社長と2人に。緊張して話せません」
「保険のおばちゃんの長話を何とか切り上げたい」
「無口な部長と2人で出張。会話が不安です」
など、さまざまな場面を取り上げています。
これを読めば、もう雑談で困ることはありません!

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