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ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

「一方的な期待」に反感を抱く中堅社員
職場を蘇らせるメンバーシップの共有法

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表],重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]
【第9回】 2009年11月11日
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 あなたの職場に、こんな中堅社員はいないでしょうか?

 自分が担当する仕事はいつもきちんとやっている。確かに成果も出しているし、ミスもない。客観的に見ても、そろそろリーダーになっても良い頃だと思われている。

 ところが、自分の担当以外の仕事には自分から関わろうとしない。若手がうまくできなくて困っていても、自分から声をかけようとしない。

 そればかりか、何か突発事項があったり、若手ができなかったことを、フォローして欲しいと言うと、「なぜ、私がやらないといけないんですか」「それは私の仕事じゃないですよね」と切り返されてしまう。

 「君も中堅なんだから、周囲をフォローして欲しいんだ」と言うと、「それはちゃんと評価されるんですか。評価もされないことを押し付けないでください」と言ってくることさえある――。

 これ、何かおかしいですよね。中堅になれば、確かに自分の仕事以外に関心を持って欲しいし、自分から周囲に関わったりフォローするのは当り前のはず。でも、それを拒絶するどころか、「そんな要求をするあなたがおかしい」と言わんばかりに責められてしまう。

 しかし、彼らを単に「身勝手な奴だ」「自分のことしか考えていない」と批難してみても、何も解決しません。「彼らがなぜこんな反応をするのか」を考えてみたことが、ありますか?

 今回は、ミドルが「周囲に自ら関われる中堅メンバー」をどう育成したらよいのかを、考えてみたいと思います。

仕事を押し付けられている!
何故自分がフォローするのか

 そもそも、何故彼らはこうした反応をするのでしょうか。

 まず考えられるのは、その人に仕事が集中していて、「自分が損をしているのではないか」と感じさせているかもしれないことです。

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]

株式会社ニイタカ、社団法人日本能率協会を経て現在に至る。ヘンリー・ミンツバーグ教授との出会いを機に、ミドルマネジャーを元気にする「リフレクション・ラウンドテーブル」を日本に導入し、プログラム開発とファシリテーターを担当。「感じる研修エンジニアリング」の普及にも力を入れ、スキット研修、演出家を招いての役作り研修など、多彩に展開中。

ホームページ:http://www.j-feel.jp(日本語)

 


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職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。

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