<4726> ソフトバンテク - -
ソフトバンク・テクノロジー<4726>は24日、2014年3月期決算を発表した。連結業績
は、売上高が前期比13.0%増の369.51億円、営業利益が同6.4%減の13.70億円、経常
利益が同17.8%減の13.63億円、純利益が同38.9%減の6.36億円になった。
売上面では、ソリューション事業でソフトバンク<9984>グループ向けのSIビジネスと
グループ外向けのマイクロソフトソリューションが伸長したことが増収に寄与した。
利益面では、中長期的な成長の基盤としてエンジニアを中心に社員の積極採用を進め
たことが影響した。
2015年3月期の業績予想は、売上高が前期比8.3%増の400.00億円、営業利益が同
24.1%増の17.00億円、経常利益が同24.7%増の17.00億円、純利益は同57.2%増の
10.00億円としている。売上高は5期連続の増収、営業利益は過去最高益の更新を見込
む。
今期も引き続き、従前から進めている「事業のサービス化」により、機器販売などの
ワンタイムビジネス(一時的に収益が得られる事業)からサービス提供などのリカー
リングビジネス(恒常的に収益が得られる事業)主体の売上構成へとシフトしてい
く。エンジニアの積極採用と技術力向上に加えて、ビッグデータソリューションや
データサイエンスサービスなどに事業投資を継続し、サービス提供の拡大による売上
高の持続的な成長と収益性の向上を目指す。
同社は、イービジネスサービス事業とクラウドソリューション事業の2つをコア事業
としている。近年では、これら事業を集約した「ビッグデータソリューション」とし
てのサービスを一貫提供すべく注力している。