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美人のもと

うなずき

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第38回】 2009年10月26日
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 「あの会社は人を外見でしか見ていない」、「結局美人ばかり得をする」。就職活動をしている人たちがたまに言う。たしかに美人は就職試験に強い。しかし、それは企業側が外見だけで判断しているのではないと思う。それだけなら多くの会社は大変なことになっているだろう。

 では、実際に美人が就職活動で勝てるのはなぜか。それは面接に強いからだと思う。面接でのやり取りが上手なのだ。

  よく「面接で自己アピールはしっかりできたし、言いたいことはしっかり伝わったはずなのにダメでした」という話を聞く。たぶんそういうことを言っている人はうまくいかない。なぜなら就職の面接で重要なことは「言う」ことより「聞く」ことだからだ。主張の前に理解だ。人の話を聞く態度が重視される。つまり面接官が気持ちよく話せたかが重要なのである。

  美人はこれがうまい。聞く時の姿勢、態度である。そのなかでも「うなずき」がうまい。そう、周りを見回してみよう。これは面接のだけの話ではない。美人はうなずき方が上手なのだ。言葉を真剣に理解しようとしてややゆっくり首を縦にふる。そして、理解を微笑みに変える。話しているほうはそれがとても心地いい。

  うまいうなずきは「美人のもと」を増やす。うまくうなずいている人の顔は美しい。

  一方、「美人のもと」を減らすうなずきもある。つまり下手なうなずき。それは小刻みであることが多い。首が早く動く。そして、そういううなずきの後半は顎が上がってくる。しかも、話す時まで続き、自分で自分の話にうなずきながら話す。この人本当にわかっているのだろうか、そもそもわかろうとしているのだろうか、そんな疑問が湧いてしまう。そして、そんなうなずきをしながら笑顔をつくられても「馬鹿にしている」ように見えるだけだ。

  レストラン、バー、喫茶店、テレビなどでうなずきを観察するといい。はっきりと上手と下手が分かれている。うなずく速度と笑顔との組み合わせ。「美人うなずき」とはどんなものかがすぐわかる。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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