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今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ

ドラマだけでない“骨肉の争い”
「賢い相続・贈与」の完璧入門

週刊ダイヤモンド編集部
【09/10/24号】 2009年10月19日
著者・コラム紹介バックナンバー
『週刊ダイヤモンド』

 相続と聞くと、財産を引き継いだときにかかる「相続税」を思い浮かべるかもしれません。取材した専門家も「『自分に相続税がかかるのかどうか』という相談が多い」と言います。

 しかし、実際のところ、相続税は、かかりそうでかからないものなのです。そもそも、遺産が6000万円以下であれば、税金は必要ありません。
さらに、配偶者たちへの特例もあります。

 そのため、年間で相続税を支払う人は、死者数に対し、わずか4%に過ぎません。つまり、相続税の対策とは、大多数の人からみれば、縁遠いものなのです。

 では、相続で大切なことは何でしょうか。それは、「もめないこと」なのです。

 法律上、遺産をもらえる人は、一定の親族と決まっています。また、遺された財産は、多いか少ないかにかかわらず、分けなければなりません。そこで、もらえる人全員の話し合いで、取り分を決めることになります。

 遺言書があれば、その内容が優先されますが、それでも話し合いがつけば、それでいいのです。

 しかし、遺産をめぐる争いは、年々増える傾向にあります。遺産といっても、分けにくい不動産が半分を占めていることや、家族関係の複雑化が背景にあります。

 また、結論を出すにも、全員の意見が一致しなければなりません。そこに、親族間の長年うっ積された感情が加わります。だからこそ、もめるのです。

 もめたら最後、係争のための費用はかさみ、相続税の優遇も受けられなくなり、人間関係も破綻することになりかねません。故人も浮かばれないことでしょう。

 そこで、今回の特集では、「どうすればもめないのか」に焦点を当て、多くの事例を紹介していきます。

 「Part 1」では、相続の流れや手続きについて説明します。誰が財産をもらえる人なのか、どう遺産を分けるのかなど、基本的なことを注意点とともに確認してください。

 「Part 2」では、もめた事例とその対処の仕方を伝えます。相続税が心配な人は「Part 3」と「Part 4」を読んで下さい。相続税の節税術や贈与をうまく使いこなす方法を示してあります。

 「Part 5」は、会社経営者の事業継承についてです。顧問の税理士任せにならないようにしましょう。専門家の活用方法や遺言書の書き方、50のキーワード集も「Part 6」に記しました。

 さらに今回は、情報量は減らさず、従来よりも図や表の見易さ、字の大きさに気を遣いました。なるべく専門用語を使わないよう編集もしました。そのまま使えるチェックリストも多く用意しました。読み易く、使い易くしました。

 親戚間の骨肉の争いは、決してドラマの中だけで起こるわけではありません。本誌を読んで、必ず直面する身内の死に備えておきましょう。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 小島健志)

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