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デザイナーフーズが目指すアメリカ版「医食同源」

【第28回】

 医(薬)食同源といえば、古来中国に伝わる養生訓。「医療(薬)も日常の食事も、その源は同じで、ともに生命を養い健康を保持するものである」という意味ですが、近年のアメリカでは本家・中国以上にこの考え方が評価され、生活に根を下ろしてきているようです。

 それを端的に示している例がデザイナーフーズです。この言葉、何やらおしゃれなスウィーツのような響きがありますが、むしろ逆。「がん抑制作用が期待できる成分を含んだ天然植物を主体に、がんの予防効果が発揮できるようにデザイン(設計)された食品」のことです。いわば、アメリカ版医食同源といってもいいでしょう。

 アメリカでは1980年代以降、がんや糖尿病などの生活習慣病と食物に関する予防研究が盛んに進められてきています。その背景には医療費の膨張があることはいうまでもありません。国民が病気にかからずに健康でいられれば病院にもかからなくなり、医療費にも歯止めがかかるという、至極分かりやすい理屈です。

 このデザイナーフーズも、過去10年間の疫学調査の中でがんの予防効果を示唆する研究報告がある約40種類の食品を集約したもの。さらに、より有効と認められるものから順に上からピラミッド型に配置し、これをデザイナーフーズ・ピラミッドと呼んでいます。

 疫学調査は確率論で、科学的な因果関係が不足している側面もあるとはいえ、国家的規模で行われたプロジェクトの結果ですから、信頼性は高いといえるでしょう。マーケティングと同様、サンプル数が多い大がかりなものほど確率は高くなるからです。

 ピラミッドの上部にシフトされているのはニンニク、大豆、キャベツ、ショウガ、人参、セロリなど、私たち日本人にもなじみの深い食品がほとんどです。

 健康は食から。デザイナーフーズを主体としたレシピも数多く出ているので、ぜひ参考にされたらいかがでしょう。

竹内有三(医療ジャーナリスト)

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