ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
短答直入

NTTと戦うのに「大企業病」では勝てない!
ジュピターテレコム社長兼CEO 森泉知行

2008年9月8日
著者・コラム紹介バックナンバー

ジュピターテレコム社長兼CEO 森泉知行 今年の春、光ファイバーの敷設競争で激戦が続く西日本地域で、こんな事例があった。

 NTT西日本は、「フレッツ光プレミアム」を拡販するためのキャンペーン用チラシで、新規に加入した人に5000円の商品券、(KDDIなど)他社の固定電話から乗り換えた人または(ソフトバンクなど)他社のADSLから乗り換えた人には1万円分の商品券をプレゼントする。そして、ケーブルテレビからだと、1万5000円の商品券になると謳った。

 なにゆえに、連結売上高が約2兆円規模のNTT西日本が、同じく約2600億円にすぎない弊社を目の敵にするのか(東日本でも同様)。

 だが、こちらは、映像配信など高速ブロードバンドの分野で競合しても、双方にメリットがあれば、全国に42局を有する日本最大のケーブルテレビ統括運営会社としてNTTと手を組むこともありうると考えている。

 数年前より、社内で「デジタルをアナログで売れ」と号令をかけてきた。時には、家の中の電球を交換するなど、競合他社ではマネできない“ベタなサービス”を徹底することで、顧客と信頼関係を築く。

 そこを起点にして、ケーブルテレビに加え、固定電話や携帯電話などの派生需要も取り込む。

 最大の問題は、会社が急激に成長して社員が増え、“大会社化”が進んだことだ。昨年は、効率化の観点から顧客の獲得とアフターサービスを切り離す失敗を犯した。大企業のNTTと戦うのに、こちらが大企業病になっているようでは競争に勝てるはずがない。

(聞き手:『週刊ダイヤモンド』編集部 池冨 仁)

今週の週刊ダイヤモンド

2017年1月28日号 定価710円(税込)

特集 劇変世界を解く 新地政学

世界史の大転換が始まる

【特集2】
銀行界も戦々恐々
コンビニATM戦争

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


短答直入

円高や原燃料高など、企業の経営環境が厳しさを増すなか、日本を代表する企業のトップはどんな成長戦略を講じているのか。話題の企業の内実に鋭く切り込むインタビュー。

「短答直入」

⇒バックナンバー一覧