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1000円台で楽しむ おとなの居酒屋

山手線のガード下で、仕事帰りに一杯
佐原屋本店(御徒町)

浜田信郎
【第9回】 2008年2月8日
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 JR御徒町駅のガード下にある「佐原屋本店」は、昭和22年創業の老舗大衆酒場。暖簾を掻き分けて小さな入口を入ると、その内部は意外に広くて、奥に向かってドーンと細長い広い空間が現れます。

 店内は左右両側に、背中合わせに平行に走るカウンター席のみ。そのカウンター席の一角に腰をおろし、まずは小瓶のビール(サッポロ黒ラベル、300円)と、名物の湯豆腐(200円)を注文します。

 湯豆腐は、揚玉と鰹節がトッピングされた、この店独特のスタイル。注文を受けてから、レンジでチンしてつくってくれるので、待ち時間も少なく、熱々なのが冬場には嬉しい1品です。

 場所柄もあってか、平日の夕方はスーツ姿のサラリーマン2~3人連れがほとんど。ずらりと並ぶ木製の丸椅子にも年季が感じられ、カウンター下の足載せレンガも、呑ん兵衛たちの長年の使用で擦り切れて、小さくなってしまっています。さすが創業60年ですねぇ。

 カウンター内は女将さんと、その娘さんのふたりで切り盛り中。その女将さんに、燗酒(300円)を注文すると、カウンター中央部にある燗つけ器で燗をつけてくれて、最初の1杯は「はいどうぞ」とお酌をしてくれます。こうやってカウンターの中の女性陣がお酌してくれたり、話に乗ってくれたりするのも人気の理由なんでしょうね。

 湯豆腐に続いて、壁にずらりと並んだ料理メニューの中から豚ぷら(600円)を注文します。豚ぷらは豚肉の天ぷら。豚カツ用と同じように切った豚肉に衣をつけて天ぷらにしたものを、これまた豚カツと同じように2センチずつくらいの幅にスライスして、天つゆか塩をつけていただくのです。お酒のつまみとしてもさることながら、ご飯のおかずとしてもいいかもね。

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浜田信郎

1959年、愛媛県生まれ。造船会社で働く設計士。サラリーマンの傍ら、名店酒場を飲み歩く。その成果を綴ったブログ「居酒屋礼賛」は、呑んべいに大人気。著書に『酒場百選』(ちくま文庫)がある。


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