伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。今回は、少年時代に没頭したプラモデル作りの経験が、おせちの詰め方のインフォグラフィックに発展しました。

プラモ好きが高じて
おせちも組立図に!

 中学生までは超プラモデラーでした。父が好きだったせいか、小学校に入る前からやっていたはず。今も昔も戦争絶対反対ですが、専門はミリタリー(笑)。第二次大戦時のみで陸海空でいうと8割方、陸軍モノ作っていました。

 そのうち7割はドイツ軍。中1の時、金沢市内の模型屋であった「ジオラマコンテスト」で優勝経験ありという誇らしいのか恥さらしなのか判別不能な経歴が有ります。タミヤ模型の冊子を隅々まで読み、少ない小遣いをやりくりして塗料などを揃えていました。

 と、あっという間に7行も書いてしまうほどアツかったので、プラモのことはここらでぱしっと切り上げ、まずは【インフォグラフィック画像】をご覧ください。

「おせちの詰め方」を「プラモデルの組立図」で見立て、構造的に見せるインフォグラフィックグラフィック作成/小宮山秀明
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