株式レポート
6月23日 18時0分
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ダウ平均6日続伸で史上最高値更新 - 米国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント

先週の米国株式市場
―ダウ平均6日続伸で史上最高値更新―


<先週の概況>

先週の米国株式市場でダウ平均は5日とも上昇、13日から6日続伸して史上最高値を更新しました。週初に発表された鉱工業生産や設備稼働率が堅調な内容だったこと、18日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表内容に波乱がなかったこと、記者会見でイエレンFRB議長が株式市場をバブルとは見ていないとの認識を示したことなどが、上昇の要因でした。 

ナスダック総合指数も週間ベースで上昇し、3月につけた高値を更新しました。


米国株式市場バリュエーション




業種別リターン



ダウ平均採用銘柄 週間騰落率ランキング



<上昇>

30銘柄中25銘柄が上昇しました。イラク情勢の悪化による原油高が続いていることから、石油大手のシェブロン(CVX)が週間上昇率でトップとなりました。コカ・コーラ(KO)は同社の一部株主が、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が株式の非公開化を検討していると指摘したことなどから上昇しました。バフェット氏はその指摘について事実ではないと反論しました。

<下落>

トラベラーズ・カンパニーズ(TRV)など5銘柄が下落しましたが、いずれも特段の大きな材料が出たわけではなく、小幅な下落にとどまりました。

先週発表された主な経済指標

NAHB住宅市場指数 6月 49 市場予想 47 前月 45
住宅着工件数(年率換算) 5月 100.1万戸 市場予想 100.3万戸  前月 107.1万戸

16日に発表された住宅市場の先行指標であるNAHB住宅市場指数(6月分)は、49と改善と悪化の基準となる50を下回ったものの、前月からは4ポイント改善しました。17日に発表された住宅着工件数は年率換算100.1万戸と市場予想を下回って、前月から悪化しました。
着工件数は足元の住宅市場の停滞を示す内容ですが、前述のNAHB住宅市場は改善基調にあることから、住宅市場はボトムアウトした可能性があると言えそうです。


今後発表される主な経済指標

6月24日 カンファレンスボード消費者信頼感指数 市場予想 83.5 前月 83.0

26日に6月のカンファレンスボード消費者信頼感指数が発表されます。米国GDPの約7割は個人消費が占めており、その個人消費の先行指標として注目されています。

同様に消費者マインドを示し、個人消費の先行指標とされるミシガン大学消費者信頼感指数の6ヶ月分は61.2と2ヶ月連続で悪化しました。悪化したとはいえ指数は高水準にあることから、現時点で大きな懸念とはなっていません。

ただ、足元でイラク情勢の悪化による原油高が発生しており、ガソリン価格の高騰は車社会である米国の消費者マインドの悪化に直結することから警戒しておく必要がありそうです。


マーケットビュー

先週の米国株式市場でダウ平均は5日とも上昇しました。先週のマーケットビューでは、住宅関連指標が弱かった場合には株式市場の目先の調整要因となるかもしれないと書きましたが、指標欄でも述べたように、NAHB住宅市場指数は改善傾向、住宅着工件数は停滞と強弱まちまちで特段材料視されませんでした。

今週も住宅販売件数や消費者信頼感指数など重要指標が発表されますが、来週にISM景況感指数や雇用統計など一層の重要指標の発表を控えていることや、ダウ平均やS&P500が6日続伸と短期的な過熱感も高まっていることなどから、利益確定売りの出やすい展開を想定しています。

フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕

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