男のスメルマネジメント
あなたの知らないスメルの世界~It's a smell world.
【第4回】 2014年6月25日
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宮崎智之 [フリーライター]

夏本番前、男の「防臭戦」はもう始まっている!
クサい季節に知っておきたいニオイケア市場最前線

品揃えは2倍以上、売上も7~8割増
クサイ季節に盛り上がる「防臭商戦」の今

 じめっとした梅雨が終わると、灼熱の夏がやってくる。この時期に売れ行きを伸ばすのが、男性用の「ニオイケア商品」だ。

 最近ではスメハラ(スメルハラスメント)という言葉も話題になっており、体臭をケアすることがビジネスマンの必須のエチケットとなりつつある。職場だけでなく、取引先や電車の中など、あらゆる場所で自分の「ニオイ」は周囲からチェックされている。「スメルマネジメント」をあなどると、最悪の場合、出世や人間関係にまで悪影響を及ぼす可能性があるのだ。

 そんな意識が少しずつ広がり始めたためか、最近自分の「ニオイ」を気にする男性が増えているという。とはいえ、特に中高年層の男性は、女性と比べて、どちらかと言えば「ニオイ対策」に明るくない。「汗をかく季節がやってきたので自分の体臭が気になり出したが、どんなケアをしていいかわからない」と悩んでいる人も少なくないはずだ。

 しかし、案じることはない。前述のような社会的背景もあり、街のドラッグストアにも、今やあなたが想像する以上に充実した「ニオイケア商品」が用意されているのだ。とりわけ大型店では、男性用ニオイケア商品の専用の棚が、年々拡大しているという。今回は、クサい季節に盛り上がるニオイケア市場の今を探りつつ、「防臭戦」に臨む男性読者に対策をアドバイスしよう。

ボディソープやシャンプー、デオドラントスプレー、フェイシャルペーパーなど、「ニオイケア商品」が棚にズラッと並ぶ光景は壮観

 つくばエクスプレス・八潮駅を降りてすぐの商業施設内にある「マツモトキヨシ プレスポ八潮店」(埼玉県)では、入口を入ってすぐ右側の壁面に、男性用ニオイケア商品のコーナーを展開している。ボディソープやシャンプー、デオドラントスプレー、フェイシャルペーパーなど30種類以上の商品がずらっと並ぶ様は壮観だ。店内で大きな存在感を示している。

 店長の川上義晴さんによると、男性用ニオイケア商品のブームに火がつき始めたのは5年ほど前から。それ以来、年々消費者のニーズが伸び続け、5年前と比較して品揃えは2倍以上、売上も170~180%に拡大したそうだ。


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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


あなたの知らないスメルの世界~It's a smell world.

「パパ、臭いからあっち行って!」「あなたの枕、ほんっとうに臭いんだけど!」小さい頃はすぐ抱きついてきてくれた娘や、かつては優しく微笑みかけてくれた妻から、こんな罵声を浴びせられた経験を持つミドル男性は、きっと少なくないはずだ。そればかりではない。職場でも気付かないうちに、女性社員から「あの人、クサいよね」と後ろ指を指されている人もいるだろう。世の中に「ニオイ」に悩む男性は多い。時としてあなたの体臭は、周囲の人々にとって「スメハラ」(スメル・ハラスメント)の原因となることさえある。いったい、何が男性を臭わせているのか。それを予防するためには、日頃から何を心がければいいのか。あなたの知らない「スメルの世界」をまじめに分析する。

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