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アジア枠削減の可能性も?
W杯ベスト16進出国が示す各大陸代表のレベル

相沢光一 [スポーツライター]
【第305回】 2014年7月1日
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 W杯は決勝トーナメント1回戦が始まった。

 当コラム執筆時点では4試合が終了しているが、登場した8ヵ国はいずれも厳しいグループリーグを勝ち抜いてきただけのことはあるレベルの高いプレーを見せた。

 なかでも劇的だったのはオランダ-メキシコ戦だ。後半開始早々、メキシコが先制。オランダはなんとか追いつこうと世界に誇る攻撃陣、ロッベンやファン・ペルシがメキシコゴールに迫るが、今大会最高GKと評価されるオチョアがスーパーセーブを連発して死守。このまま逃げ切ると思われた。が、88分、MFスナイデルがこぼれ球を豪快に蹴り込んで同点。そしてアディショナルタイムにロッベンがPKを獲得して逆転勝利した。

 試合を決定づけた最後のPKは物議を呼びそうだが、こうしたきわどいプレーが出たのもオランダが圧力をかけ続けたからだし、土壇場に追い詰められてもしっかり追いつき、逆転までしてしまうのは前回大会の準優勝国の実力だろう。

 だが、W杯という大会の重さを感じさせたという点で、より見ごたえがあったのはブラジル-チリ戦だ。前半18分にブラジルがあっさり先制、このまま試合の主導権を握ると思われた。が、同じ南米の試合巧者チリは少しもへこたれず反撃。32分にエースストライカー・サンチェスのゴールで追いついた。

 そのまま一進一退の攻防が続き、延長戦でも決着がつかずPK戦に持ち込まれた。チリの選手は王者ブラジルになんとしても勝ちたいという思いがある。開催国で優勝が義務づけられているブラジルの選手には絶対に負けられないという思いがある。その両者の思いがぶつかる緊迫した場面が最後まで続いた。

 いうまでもないがサッカーは体も頭脳もフレッシュな方がいいプレーができる。筋肉が柔軟な状態ならボールタッチも思いのままだしスーパープレーも飛び出す。精神的にクールでリラックスしていれば、相手の弱点を見つけ、そこを衝くアイデアも生まれるわけだ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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