株式レポート
6月30日 18時0分
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中国株、HSBC 中国製造業PMI の改善を背景に反発 - 中国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント

先週の中国株式市場
―中国株、HSBC 中国製造業PMI の改善を背景に反発―


<先週の概況>

先週の中国株式市場は反発しました。上海総合指数は前週比9.8 ポイント(0.49%)上昇し、2,036.51 ポイントで終えました。香港ハンセン指数も前週比27.5 ポイント(0.12%)安の23,221.52 で引けました。

6 月のHSBC 中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は前月比1.1 ポイント上昇の50.8 と、市場予想以上に改善し、2014年になって初めて好不況の分かれ目である50を上回りました。


中国株式市場バリュエーション




業種別リターン



香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング



<上昇>

香港ハンセン指数構成銘柄のうち、1 銘柄は変わらず、29 銘柄は上昇、20 銘柄は下落しました。サンズ・チャイナは大きく買われ、週間の上昇率トップになりました。マカオ当局がカジノの中国銀聯のデビットカードの利用を制限する噂を明確に否定したことが好感されました。

<下落>

一方、クンルン・エナジーは外資系証券が「アンダーウェイト」に新規格付けしたことが嫌気され、1%近く下げました。また、中国平安保険(集団)や中国人寿保険などの保険関連株も軟調に推移しました。

先週発表された主な経済指標

6 月23 日 HSBC 中国製造業PMI 6 月 50.8 市場予想 49.7 前月 49.4

日本時間23 日10 時45 分ごろ発表された6 月のHSBC 中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は前月比1.1 ポイント上昇の50.8 と、市場予想以上に改善し、2014年になって初めて好不況の分かれ目である50を上回りました。

内訳から見ると、新規受注(50.2→51.8)及び生産(50.3→51.8)の増勢は鮮明であり、特に雇用(47.3→48.7)は三か月連続的な下げが止まり、好転したことが目立ちました。これは中国国内の需要また労働市場が回復しつつあると考えられるでしょう。

一方、輸出受注(52.7→50.6)と生産価格(50.4→49.7)は下落したことが要注意です。海外需要がある程度減少した兆しや国内過剰生産による生産価格調整が見られます。

今後発表される主な経済指標

政府のPMI は日本時間今週7 月1 日10 時に発表される予定です。前述のとおり、HSBCが集計した中国の製造業PMI は大幅に改善していますが、政府が集計するPMI は前月よりどの程度上昇できるか注目したいところです。

来週のPMIの結果については前月の50.8から、0.2ポイントの上昇の51を予想しています。


マーケットビュー

先週の米国株式市場は発表された米国の新規失業保険申請件数や個人支出などの経済指標が意外に軟調だったため、週間ベースでダウ平均は先週比0.56%下落しました。米景気の先行き不透明感がくすぶり、利益確定売りが優勢となった格好です。米国株の下落を受けて、先週香港ハンセン指数は調整する地合いが見られました。

23日に発表されたHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想以上に改善したことが好感されました。また、先週中国人民銀行(PBOC)は24日のレポ(180億元の吸収)と期日を迎えるレポ(300億元の供給)と差し引きして、120億元を市場に供給しました。さらに先週末、上海銀行間取引金利(Shibor)が前日比大幅に(約3%)続落し、2.885%となりました。Shiborの日中の下げ幅は6月の最大となりました。経済景気の改善、短期的な公開市場の資金供給及びShiborの下落はほぼIPO再開による相場の重荷を相殺しました。

今週7月1日に発表される6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が注目され、予想通りの増勢が続くとすれば、上昇のきっかけとなるかもしれません。

フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川(Tony Lin)

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