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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

組織自らチェンジエージェントに変わる4つの方策

上田惇生
【第87回】 2008年9月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
ネクスト・ソサエティ
ダイヤモンド社刊
2200円(税別)

 「組織が生き残りかつ成功するには、自らがチェンジエージェントすなわち変革機関とならなければならない。変化をマネジメントする最善の方法が、自ら変化をつくりだすことである」(『ネクスト・ソサエティ』)

 ドラッカーは、組織自らがチェンジエージェントへと変身するための方策を4つ挙げている。

 第1に、成功していないものはすべて組織的に廃棄しなければならない。

 第2に、あらゆる製品、サービス、プロセスを組織的かつ継続的に改善していかなければならない。

 第3に、あらゆる成功、特に予期せぬ成功、計画外の成功を追求していかなければならない。

 第4に、体系的にイノベーションを行なっていかなければならない。

 チェンジエージェントたるための要点は、組織全体の姿勢を変えることである。全員が変化を脅威でなく、チャンスとしてとらえるようになることである。

 今日では、変化への抵抗という問題はなくなった。変化が不可避なことは誰もが納得した。しかし変化が不可避といっても、それだけでは、避けることができないものというだけの理解にとどまる。

 「今日のような乱気流の時代にあっては、変化が常態である。変化は、リスクに満ち、楽ではない。悪戦苦闘を強いられる。だが変化の先頭にたたないかぎり、企業、大学、病院のいずれにせよ、生き残ることはできない」(『明日を支配するもの』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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