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短答直入

セイコーエプソン社長 碓井 稔 
大容量タンクとオフィス向けでプリンタビジネスを革新する

週刊ダイヤモンド編集部
2014年7月2日
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2013年度の売上高は5期ぶりに1兆円を回復。純利益は過去最高の836億円を達成し、株価が1年前と比べ約3倍まで跳ね上がったセイコーエプソン。碓井稔社長に戦略を聞いた。

うすい・みのる/1955年生まれ。東京大学工学部卒業。79年、信州精器(現セイコーエプソン)入社。93年、同社のコア技術となる「マイクロピエゾ」方式のインクジェットプリンターを開発。生産技術開発本部長などを歴任し、2008年、社長就任。
Photo by Hiroyuki Oya

──2013年度は業績が急回復しました。

 為替の影響があるからね(笑)。でも、構造改革の成果は少しずつ表れてきたかな。昔は新興国で、プリンタの収益は出なかった。でも今はそこが収益源になり、現地での認知度も上がっている。新興国のほとんどの地域で、数量ベースでは消耗品を含めトップに立てるようになってきた。

 新興国では今後もプロジェクタなど他の商品を出して開拓していくけれど、プリンタという収益源ができたので、キャッシュを生み出しながら販売体制を強化できる環境が整った。

──新興国の牽引役はインクを大容量にしたプリンタの「ビッグタンク」モデルでした。

 最も期待以上だったのは、競合他社が値下げやインクカートリッジ無料サービスといった挑戦的な攻勢に出るなかで、当社が販売を伸ばせたこと。市場の反応も当社の製品の方がよい。これこそが、社員にやってほしかったことだ。

──新興国における、ビッグタンクモデルの伸びしろをどう見ていますか。

 市場は全部置き換えられると思ってやっているけれど、よく分からない(笑)。ただ、潜在的にビッグタンクのコンセプトに対するニーズはあると思う。

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