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短答直入

筆頭株主の投資ファンドとは対話を続けるし主張も行なう
日本興亜損害保険社長 兵頭 誠

2008年10月7日
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日本興亜損害保険社長 兵頭 誠 株主総会が終わった後、すぐさま米国に飛んだ。社長再任案に反対票を投じた筆頭株主の米投資ファンド、サウスイースタン・アセット・マネジメントなどを訪問するためだ。

 日本で長らく商売をしてきたわれわれは、彼らの考え方すべてを受け入れることはできない。もっとも、大株主であるため、継続的に話し合いは続けていくし、いい意見については取り入れる。だが、主張すべきところは主張していく考えだ。

 たとえば、問題とされた政策株の保有。確かに、営業のために保有している株が多く、リターンの低い銘柄もある。

 だが、昨今のM&Aブーム下では、徐々にだが、配当などにも注文をつけることができるようになっている。また、投資のプロを社外取締役として招き入れており、今後の投資パフォーマンスは改善する見込みだ。

 もっとも本業の自動車保険については、クルマの販売が伸び悩んでおり、厳しい。

 だが、まったく手がないわけではない。たとえば、急発進、急加速をしない環境に優しい運転の推奨に業界を挙げて取り組んでいる。つまり、環境に優しい運転をすれば事故は減り、保険金の支払い減少につながる。売り上げが伸びなくても、収益は改善するというわけだ。

 業界再編については、保険金の不払い問題で失った信頼を回復することが優先であり、今はその時期ではないと考えている。また、成長戦略については、現在策定している中期経営計画を年末に発表するので見てほしい。(談)

(聞き手:『週刊ダイヤモンド』編集部 藤田章夫)

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