ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く

セクハラ野次を飛ばしたり、釈明会見で号泣したり
恰好悪くて情けないぞ、日本の男たち

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第80回】 2014年7月5日
1
nextpage

 サッカー日本代表のあまりにも不甲斐ない戦いぶりを見て、何なんだあいつら、情けない連中だな、サムライのくせに恥という言葉を知らんのか、あったま来た、もう日本代表を応援するのをやめる――、とサッカー好きな友人たちにくだを巻いていたら、日本代表より情けない面々が次々と世間を賑わせている(サッカー日本代表が期待はずれもいいとこでカッコ悪いなこいつら情けねえ一勝もできずにおめおめ帰ってくるなんて優勝とか大口叩いてたくせにほんと口ばっかの嘘つき野郎だなこいつら――、と思っているのはあくまで個人的な意見です)。

 まず、失言大臣麻生太郎が言ってのけた。

 「いじめられるのはどんなやつかと言えばね、ケンカは弱い、勉強はできない、おまけに金がないとなったら、これは無視だ。勉強ができない、ケンカも弱い、だけど金持ちの倅、これがいちばんヤラれる」

 集団的自衛権を行使できない日本をいじめに譬えたのだが、おそらくそーいうやつを麻生さんは知っているのだ。いますよね、踏襲とか未曾有が読めなくて口ばっか失言ばっかでお金だけはある金持ちのボンボン。いじめられたのかな、子どものころ。

 同じく自民党の石原伸晃環境相は、第一原発事故の除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設をめぐり、最後は金目でしょ、と発言。サッカー日本代表くらい情けないね、この人。いい加減親孝行しなよ。

 でも、この二人が序曲に感じるくらいの情けない事件が出来した。

 出来と書いて“しゅったい”と読むのですが、東京都議会でセクハラ野次を飛ばしたセクハラ親父である。六月一八日、日本代表がコートジボアールにわずか二分で二点を取られ逆転負けをした三日後のことだ。

 晩婚化対策等の質問をしていた塩村文夏議員に「早く結婚したほうがいい」「子どもを産めないのか」といったデリカシーの欠片もない野次が飛んだ。野次を飛ばしたのは自民党の鈴木章浩議員とわかったのだが、こいつも情けなくて、当初は自分じゃないと否定していた。

 「私じゃないです。野次を言った議員は、早く名乗り出たほうがいいと思います」

 しれ~っとこんなことを言っていたのだそうです。すぐにバレるような嘘をついていたのが東京都議会議員になっていました。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
ビジネスプロフェッショナルの方必見!年収2,000万円以上の求人特集
ビジネスプロフェッショナルの方必見!
年収2,000万円以上の求人特集

管理職、経営、スペシャリストなどのキーポジションを国内外の優良・成長企業が求めています。まずはあなたの業界の求人を覗いてみませんか?[PR]

経営課題解決まとめ企業経営・組織マネジメントに役立つ記事をテーマごとにセレクトしました

クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

注目のトピックスPR

話題の記事

降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く

三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

「新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く」

⇒バックナンバー一覧