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「理不尽な評価」に負けない方法
【第3回】 2014年7月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤本篤志

「そこまでして評価されたくない!」
と思うことは、なぜ間違いなのか

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どんなに結果を残しても、”ええかげん”評価が幅をきかせている以上、仕事の成果だけで高評価を得られるとは限らないのが社会の常。しかし、逆にいえば、”ええかげん”評価をうまく利用することができれば、確実に評価がアップするということでもある。そこで、今回は”ええかげん”評価を逆手にとって評価を高めるための方法について考えたい。
中には「そこまでして評価されたくない」という人もいると思うが、今回はそう考えてしまう人にこそ読んでもらいたい。

結果を出せば必ず評価されるわけではない

 前回は、理不尽な評価に悩む、苦しんでいる人のストレスを軽減するために、評価そのものの”ええかげんさ”について考えてみました。しかし、それを知ったからといって、評価がアップするわけではありません。評価アップのためには、その具体策を考え、実行することが必要です。

 私自身、自分のサラリーマン駆け出しの頃を振り返ったとき、若くして成績優秀だったこともあり、周りの人々に対する目配りや気くばりに欠けていた部分があったことは否めませんが、環境や運にも恵まれてスピード出世を果たしました。営業プレーヤーとして働いたのは5年ほどでしたが、その間の通算成績は約3000名(この頃は入社当時から約2倍に増員)の営業社員のトップでした。しかも、極めて解約率が低かったので、数字以上に貢献していたと思います。

 それでも、私に対する評価はバラバラでした。鼻っ柱の強い若造の活躍が面白いわけがありません。つまり、事実測定は間違いなく満点だったわけですが、いろいろな”ええかげん評価”によって、バラバラな評価になっていたのです。

 勘の良い読者のみなさんは、私が何を言いたいか、すでにおわかりだと思います。そうです、私にはマイナスの”ええかげん”評価を防ぐための努力が欠けていたのです。業績だけで誰からも高評価を得られるとは限らないということを自ら実体験したのです。それが現実なのです。

 いま思えば、社内の実力者に自分を売り込み、社内の飲み会に積極的に参加して上の人たちにお酒を注いで回り、ことあるごとに敬意を表し、決して奢らず、偉ぶらず、知っていることでも教えを請い……という努力を重ねれば、鬼に金棒だったかもしれません。それでも、”ええかげん”評価がゼロになることはないでしょうが、私を高く評価する人はもっと増えたことでしょう。

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藤本篤志(ふじもと・あつし) 

株式会社グランド・デザインズ代表取締役。1961年、大阪生まれ。大阪市立大学法学部卒。株式会社USEN取締役、株式会社スタッフサービス・ホールディングス取締役を歴任。2005年7月、(株)グランド・デザインズを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。営業プレーヤー、営業マネージャーの両面で全社トップの成績を収め続けた経験を活かして、主に営業分野、マネジメント分野におけるコンサルティング活動、講演活動、研修活動などを展開する。また、ベストセラーとなった『御社の営業がダメな理由』(新潮新書)、『部下は取り替えても変わらない!』(すばる舎)をはじめ多数のビジネス書を執筆する。


「理不尽な評価」に負けない方法

昇進や降格、昇給やボーナスの査定まで、上司に生殺与奪権を握られているサラリーマンにとって評価は人生を左右しかねない大問題。しかし、人が人を評価する以上、公平で客観的な評価など存在しない。まして上司に見る目がなかったら……。そんな「理不尽な評価」とうまく付き合いながら、不条理なサラリーマン社会を生き抜くための処方箋。

「「理不尽な評価」に負けない方法」

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