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「理不尽な評価」に負けない方法
【第5回】 2014年7月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤本篤志

「結果には鈍感に、プロセスには敏感に」
これが“ええかげん”評価と上手に付き合うコツだった

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“ええかげん”評価と付き合っていく上で大切なのは、「評価結果には鈍感に、評価プロセスには敏感になる」ということ。つまり、評価結果に対してストレスを溜めるのではなく。「なぜ、そのような結果になったのか」ということに目を向けて、評価者からのフィードバックを真摯に受け止め、改善する努力を続けることが大切だ。

そして、自身の成長のためには、あえて組織の歯車になりきることも選択肢のひとつとして考えるべきである。なぜなら組織の歯車として与えられた役割を果たすことが、仕事の基礎能力を磨き、高い評価を得ることへの近道となり得るからである。

評価結果には鈍感に、評価プロセスには敏感になれ

 マネジャーを集めて講演するときに、「部下の評価をえこひいきしている人は手をあげてください」と質問をすることがあります。ほとんどの場合、手はあがりません。

 しかし、「部下の評価をえこひいきしていないと言い切れる人」と質問してもやはり、あまり手はあがりません。これでは、えこひいきをしているのか、していないのかはっきりしませんが、実はどちらもマネジャーにとっては真実なのでしょう。

 なぜなら、前者の質問に対しては「意図的にえこひいきすることはない」という認識であり、後者の質問に対しては、「そうは言っても、えこひいきしていないと言い切れるほど自信はないな」と考えてしまうからです。

 高く評価したい部下は5点満点中の4点を中心に、低く評価したい部下は2点を中心に採点してしまうという「2-4の法則」という“ええかげん”評価を覚えているでしょうか? 評価者は“ええかげん”評価に陥っている自覚がほとんどないので、評価結果について悪気はありません。でも、評価に敏感になっている被評価者にとっては、死活問題と感じるほと強いストレスが与えられているのです。

 ほかにもいろいろな“ええかげん”評価があります。すべて、評価者に悪気がなかったにせよ、評価される側にとっても大問題です。しかも、評価エラーを防止する特効薬もないとなると、そのような現実に対応する知恵を身につける必要があるでしょう。

 それは、「評価結果には鈍感に、評価プロセスには敏感になれ」ということです。

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藤本篤志(ふじもと・あつし) 

株式会社グランド・デザインズ代表取締役。1961年、大阪生まれ。大阪市立大学法学部卒。株式会社USEN取締役、株式会社スタッフサービス・ホールディングス取締役を歴任。2005年7月、(株)グランド・デザインズを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。営業プレーヤー、営業マネージャーの両面で全社トップの成績を収め続けた経験を活かして、主に営業分野、マネジメント分野におけるコンサルティング活動、講演活動、研修活動などを展開する。また、ベストセラーとなった『御社の営業がダメな理由』(新潮新書)、『部下は取り替えても変わらない!』(すばる舎)をはじめ多数のビジネス書を執筆する。


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